誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 ⚓40

中:そうこうしてるうちに、夜になっちまったな。
上:だな。
亀:情報屋さんは、夜になったら、インキュバスが酒場をやってるって言ってたよね。もうやってるのかな?
上:行ってみようぜ!

インキュバスの酒場)
酒場の店主:いらっしゃい。
KAT-TUN:こんばんは。
酒場の店主:はじめまして…俺はインキュバスのタイスケ・フジガヤ。
上:スゲ〜!本物のインキュバス初めて会ったー!
中:男の俺から見ても、色気あるなぁ!
亀:俺達、宝石の都に行きたいんだ!情報屋の酒井さんから、インキュバスに頼めばいいって聞いたんだけど…。
上:機嫌が良ければって聞いた!
中:どうなんだろ?
フ:機嫌は良いですよ…。ただ…。
KAT-TUN:ただ?
フ:報酬はいただきますけどね…。
亀:いくらなんだ?
フ:ふふ…お金じゃないですよ…。
亀:お金じゃない…?
中:なんだろ…?
上:逆にコエーな!でもなんかワクワクすんな!
中:ワクワクしてる場合かよ!
亀:で、どんな報酬が望みなんだ?
フ:貴方…悪魔の気をお持ちですね…。
中:バレてるー!
上:あぁん?それがどうしたんだ?
亀:…何が望みだ。
フ:ふふ…慌てないでくださいよ…なに…大したことではありません…。
中:なになになになに!?
上:うるせーよ中丸!
亀:もったいぶるなよ。
フ:俺が望む報酬は、「悪魔の涙」です。
中:「悪魔の涙」!?
上:つまり、亀の涙?
亀:泣いたらいいの?
フ:今の状態ではダメですけどね。
中:そうか!満月!満月の夜じゃないと、亀は悪魔になれないんだ!あ!でも俺が引っ込めちゃったな!
上:そうだわ!じゃあダメじゃん!
亀:…次の満月の夜になれば、また復活するかもね。ステータス上は悪魔があるから。
フ:その通りです。
上:亀の涙なんて、何に使うんだ?
中:なんで「悪魔の涙」なんだろ?インキュバスってたいがいもっと違うものを求めるだろ?
上:中丸、下ネタはマズいぜ?w
中:下ネタ…まぁある意味そうだな。いや、んなこと言ってる場合じゃねぇよ!場合によっちゃ渡すのはマズいぜ?
亀:俺の涙、なんで要るの?
フ:ふむ…まぁ、別に教えても問題ないので教えますね。
上:嘘ついちゃダメだぜ?
フ:フフフ…特に嘘をつく必要はありませんので、真実を教えますね。
亀:ゴクッ…。
フ:「悪魔の涙」…というものの存在を聞いたことは?
亀:いや、ない。
中:俺も。
上:俺もだ。
フ:「悪魔の涙」…悪魔が流した涙です…我々魔の種族にとっての鎮静剤…のようなものですかね。悪魔が涙するのはとても珍しいんですよ。
亀:鎮静剤…なんでそんなものがいるんだ?
フ:魔王の魔の影響…これはご存知ですか?
亀:あぁ。俺達は勇者達と一緒に、魔王と戦ったからな。
フ:おぉ…勇者達と共に、魔王と戦った…。それは素晴らしい…。
上:魔の種族ってことは、もしかしてお前、魔王側なんじゃねぇの?もしそうなら魔の影響なんてお前に関係あるのか?
フ:そうですね…通常の魔の種族にはプラスの影響でしょうね…魔王の魔の影響は、我々魔の種族を活性化させますからね。
亀:じゃあ、なんで?
中:プラスの影響なら良いじゃねぇか。
フ:俺はね、静かに…平和に過ごしたいだけなんですよ…魔の影響で活性化されれば、欲が沸き、多くの人間のエネルギーが欲しくなる…。俺はね、人間と暮らす今の生活が気に入ってるんですよ…。
上:そうか、だから、鎮静剤がいるんだな。
中:「悪魔の涙」なんて、こんなところで手に入れられるとは限らないだろう?自分で探しには行かなかったのか?
フ:えぇ…。ここはA.B.C-Zダンジョン…勇者縁の地ですから、ある程度、魔の影響は抑えられるんですよ。それに、情報屋や武器屋などがあるこの村は、旅人がよく訪れますからね。いずれ情報などを得るチャンスは巡ってくるだろうと待っていたのです。それがまさか、悪魔を内に宿す者が目の前に現れるとは…。
亀:勇者縁の地…か。俺達も引き寄せられたのかもな。
中:そうかもな。
上:あいつらが縁を繋いでくれたのかもな。
亀:あぁ。まるで、星座のようにな。