誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 🏰11

「封印されていた…?」

ポセイドンが疑問を呟いたその瞬間、神々の園エデンは紅蓮の炎に包まれた。そこはまるでマグマが滾る地獄と化した。

その炎はまるで、妬み・怒りなどの激しい感情や欲望で燃えたつ心をたとえていう焔のようだった。

ショーリは自らの身体をうっとりと見ながらこう言った。

「あぁ…美しい…やっと…手に入った…美しいショーリ…今までの醜い身体ではない…あぁ…私がショーリだ…。私が勝ったんだ。」と。

その声は、ショーリであり、また、別の何かの声であった。

そしてこう続けた。

「私は創造の神々が最初に創った人間、ショーリであり、この世界を消し去る災厄の神、マガツヒノカミ。」と。

皆驚いた。

マガツヒノカミは続けた。

「私の抜け殻を相手に皆消耗しているだろう…倒したと思い油断しただろう…あぁ…この時を待っていた。ショーリの身体を私の物に出来るこの瞬間を待っていた…。長かったよ…神々の護りを掻い潜りショーリの身体に忍び込み、支配していくことは…。」

ミフルは尋ねた。

「では、ショーリは…ショーリの魂は…?」

マガツヒノカミは答えた。

「あぁ…まだあるよ?反抗出来ないように消耗させたから、残り僅かだがね。私はショーリの美しい魂も好みだ。憧れたよ。観賞用さ。それに、ショーリの魂を残しておけば、お前達は迂闊に攻撃出来まい…クックックック…。」

皆が絶望した。戦いで世界中が疲弊していた。追い討ちだった。

勇者シーハは思った。

戦えど戦えど…戦いは終わらない…このままでは今までの魔王とのストーリーと同じだ…と。勇者シーハは考えた。ではどうすれば良いのか?

魔法使いチーゴーは思った。このままでは生まれ変わった意味がない。ではどうすれば良いのか?と。

かつての魔王は考えた。やはり自分が悪役を続けておけば…と。だが、その考えを拒絶し考えた。どうすれば新たなストーリーが創れるのかと。

ガンマンツートは考えた。何か希望はないかと。

シーフキューンは考えた。何か出来ることはないかと。

武闘家チャン・ツカは考えた。皆が幸せになれる方法はないのかと。

勇者トーマは考えた。2人の勇者が揃っても、駄目なのかと。いや、そんなはずはない。なんとかしなければと。

黒の魔導師カザポンは考えた。このまま諦めてはいけないと。

戦士ハセジュンは考えた。きっと何か方法があるんじゃないかと。

勇者シーハは突如閃いた。自分の破壊の剣と、勇者トーマの創造と癒しの剣をおもむろに重ねた。そして願った。世界が優しく平和になるようにと。

 

 

すると2つの剣は1つになり、小さな御守りになった。

それを見た勇者シーハは理解した。

 

 

勇者シーハは、マガツヒノカミ/ショーリに向けて御守りを翳しこう言った。

 

「災厄の神マガツヒノカミ/ショーリ、君は、多くの苦しみを知っている。だから君ならなれる。救いの神に。」と。

 

皆が驚いた。

 

勇者シーハはこう続けた。

「君は災厄の神ではなくなり、皆に望まれる救いの神メシアになるんだ。世界には苦しいことや悲しいこと、怒ることなんかも沢山あるし、それらは消えないけれど、皆がいつかどこかで救われる、報われる、そんな優しい世界を創るんだ。」

災厄の神マガツヒノカミ/ショーリはこう言った。

「何を馬鹿な事を!命惜しさに気でも狂ったか!?媚びでも売ってるのか!?」

勇者シーハはこう言った。

「君はみんなに望まれる存在になりたかったんだろう?だからショーリが羨ましかったんだろう?沢山の存在から愛されるショーリが羨ましかったんだろう?だからショーリになりたかったんだろう?でもショーリにはなれないんだろう?だから世界を無くしたいんだろう?」

 

マガツヒノカミ/ショーリは怒り、否定したが、やがて項垂れた。

その通りだと知っていたからだ。

ショーリを支配しても、ショーリにはなれない。醜い自分のままだということは本当は随分前からわかっていた。でも認めたくはなかったのだ。

 

勇者シーハはこう言った。

「頑張ろう。」と。

「応援するよ。」と。

「一緒に頑張ろう。」と。

「我の友達になってよ。」と。

マガツヒノカミ/ショーリは、泣いた。

マガツヒノカミはショーリを解き放った。

自分のあるがままを見てほしかったから。

マガツヒノカミは小さな蛇…いやちっぽけな毒虫の姿だった。

勇者シーハは抱きしめた。

勇者シーハはマガツヒノカミの頭を撫でた。

そしてこう言った。

「1人でよく頑張ったね。」と。

「寂しかったよね。」と。

「怖かったよね。」と。

「苦しかったよね。」と。

「悲しかったよね。」と。

「怒ってたよね。」と。

「もう大丈夫だよ。」と。

「もう誰も君を疎ましく思わないよ。」と。

 

(勇者シーハパーティーは次々にこう言った。「我が救いの神よ」と。そして叫んだ…「We are 5 Stars!」でも良い。)

 

 

 

 

災厄の神マガツヒノカミは勇者シーハの優しさにより改心することにした。

そして救いの神メシアとなった。

メシアは徐々に、懸命に、救おうとしていくようになった。

全てを救うことは出来ないけれど、ひとつずつ救われたいという願いを叶えていった。

メシアは誰よりも優しい神になっていった。

優しい神がいる世界は平和な時を永く築いていった。

 

 

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は今までのように、セリフでは表わせなかった。

意外と長く書きました。

こんなに壮大になるとは思っていなかった。

途中でみたファイナルファンタジーの紹介動画かな?を見て、あ、こんなに壮大でもえぇんやと思って書き進めた。

転生したらスライムだった件にハマり、こんなんやってほしいなと書き進めた物語。

ドラクエ詳しくないし、芸能界も詳しくないし、ジャニーズの子達のこと、深掘りするより書きたいが先に勝ち、書き進めたところも多々あるが、土台は書き終えた。

これが楽しいきっかけになりますように。

ドラゴンボールの歌にあった、頭カラッポの方が夢詰め込める。

ジャニーズには夢が必要なんだ。

初代ジャニーズと後に呼ばれるようになった子達の、ジャニーさん、僕達こういうのやりたい!それが、ジャニーズ伝説を見て、ジャニーズの原点なんだと思った。

楽しい、嬉しい、わくわくする夢をみんなで見れると良いですね。

 

 

ありがとうございました。

書けて楽しかった。

君たちを見てるとアイデアがまるで泉のように湧いてくるようだったし、今も湧いてくるようだ。

出来れば共に働きたいなぁ…。

いつか、機会があれば…また…創造するかもしれない…。

書き終えた時に頭の中に流れたのはCHA-LA HEAD-CHA-LAの終わりらへんだった。

人間も神も何もかも越えて魂を、存在を繋ぐ物語になったのか…わかりませんが、占いで人と人とを繋ぐをテーマにするといいみたいなんを言われたんで。

ちょっとだけ、神龍のイメージと、たまたま最近見たエジプトの神のBLの優しい神になってほしいってセリフが出てきてたな…。

 

 

ありがとうございました。

 

 

この一連の作品は、確か、私の中の優しいA.B.C-Z達が、ドラゴンの魔王を倒して終わりな公式の結末に納得いかなかったことから創り出したんですよ。

まぁ喧嘩売ってるようなもんですよ。

その前に、ラジオに送ってたんですよね。

勇者橋本くん、魔法使い五関さん、賢者戸塚さん、情報屋河合くん、戦士塚ちゃんで。

ラジオではなかなか読まれずで、でも我ながら良いものが創れて、舞台とかにならないかなとか思ってて、でもジャニーズ伝説で。ジャニーさんが亡くなられた年だったからそりゃそうだと思いました。

で、アルバムですよ。アルバムの紹介動画…。

嬉しかった。

思い描いていたことが、一部でも現実になった。

妄想が動いてる!!

嬉しかった。

コンサート、ジャニーズの方々の魂だそう。そんな大切なものにもしかしたら私の思い描いていたことが加わったのかもしれない…嬉しかった。

最初、チーゴーの冒険は創ってたんですよ。結末は思いつかず、出会い編をね。

コロナでコンサート行けなくてね。

で、ライブレポで結末を知ったんですよ。でもちゃんと見たわけでもなかったし、確か1回抑えたんですよ。

そして、確か、DVD見て、創ったのかな?

そんで創り始めたのかな?A.B.C-Zダンジョンクリア編を。

次にKAT-TUNがメインになったのは、ハマったからです。A.B.C-Zの時にはジャニーズ全部を出す前に結末を思いついてしまったし、忘れないうちに書きたかったから。

だから書き切れなかった分次のKAT-TUNに冒険してもらいました。勝手に。

まぁ勝手に色んな方に私の妄想に出てもらってますし、KinKi Kidsさん達にも冒険してもらいました。

 

そんな勝手で自己中で強欲な思いで創りました。

そんなもんです、私なんぞ。

良いやつなんかじゃないッス、私。

じゃあ。

 

 

書いてた時に、小さな蛇というのに違和感があったが、他に例えがわからなかった。2023/01/02、医療ドラマ、メラ?を見て、こんなにテキパキと羨ましいと思った。嫉妬してたんだ。そして、戸塚さんの舞台を見たときに、自分は毒虫だと蠱毒の壺の中の蟲だったとわかったから、小さな毒虫とした。蟲ってなんか大層な感じだし、もっとちっぽけな、どこにでもいる存在として書きたくなったから。

 

 

 

さあ願いをいえ どんな願いもひとつだけかなえてやろう…。

 

暗闇の中で神龍の目が光り終わる…いや、始まるイメージ…。

 

 

ゲームスタート画面、ジャニーズゲーミングルームの画面から始めようか…。それもいいな。

乗っ取られて、何やこのゲーム!?みたいな。

 

マガツヒノカミ(禍津日神)は日本の神…だから、日本のお守りで…みたいなんを思いついたんかな、確か。

 

 

2023/11/10思いついたんだが、やっぱり最後は勇者と思ってたけど、選択肢によっては魔王がマガツヒノカミを倒すルートもありやなぁ…。

 

最後の方は、あまり考えず勢いで自分の中のありきたりな知識?を組み合わせて?書いていっただけやったなぁ…。

最後はやっぱり勇者だよな…みたいなん思ったな…。

マガツヒノカミは日本の神様だから、日本の何か守ってきたもの…みたいなんでお守り思いついたんやったかな…かっこよく御守りって書いたんかな。

書き終わった後に、あれ?これ(メシア)って神龍じゃない?と気づいたんだよね…。