誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 🏰10

それは巨大で、肥大していた。

光の世界、闇の世界…隣り合う2つの星を、まるで∞の形を作るように取り囲み、喰い、飲み込むことが出来るほどに。

だれも敵わない程に、だれもが諦め、絶望するほどに。

話が通じるような状態ではなかった。怒り、気が触れている様子だった。

しかし、2人の勇者は立ち上がった。

勇者の仲間達も立ち上がり、巨大で肥大した災厄の神と戦えるよう、技術、魔力を結集し、巨大な魔法を創り上げた。世界中の力を合わせられるように。

人々は祈った。

世界中の生き物が生きることを願った。

心優しい勇者達は、戦わないで済む解決方法はないかと迷ったが、致し方なしと破壊を決意した。

勇者の仲間となった魔王は唯一人、違和感を感じていた…。

まるで目の前に現れたものは、魂のない傀儡のような…。

しかし、答を追及する時間はなかった。

1人目の勇者は魔法使いチーゴーにより破壊神の力が与えられた破壊の勇者、もう1人は創造の神々と癒しの大天使の力が与えられた創造と癒しの勇者。

1人目の勇者は破壊神の力を分け与えられた仲間と力を合わせ、大蛇を破壊した。

もう1人の勇者は創造の神々と癒しの大天使の力を分け与えられた仲間と共に、破壊の力の余波を癒し、新たな空、海、大地を創造した。

大蛇は消滅した。

世界中の生き物が感謝した。

もうこれで、不幸は起こらないと、誰もが安堵した。

そして目覚めを待った。最初の人間ショーリの目覚めを。

そして神々や大天使、勇者達に見守られ、最初の人間ショーリは目覚めた。

そしてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ…ありがとう…みんな…封印されていた間、みんなのことを見ていたよ。みんな知ってるよ。」と。