ショーリ:マガツヒノカミ…な、なんで…燃えてる…!
マリウス:ショーリ…マガツヒノカミはショーリに取り憑いて、この光の世界の生物達を食べようとしたんだ。そして闇の世界の破壊神ゴセキが助けに来てくれたんだよ!
ショーリ:え…なんで…どうして…?マガツヒノカミ…友達じゃないか…。
マリウス:え!?友達!?
ショーリ:そうだよ…秘密の友達…まだ小さかった頃に、秘密の友達になってって…。
マリウス:え!?
マガ:熱い!!熱いー!!!ショーリ!!助けてくれ!!!!許してくれ!!もうしないから!!!頼む!!!
ミフル:黙れ!!
ショーリ:や、止めてあげて、みんな…お願いだ…マガツヒノカミが、こう言ってるんだ…話を聞いてやろうよ!な、何か理由があるのかもしれない…。
ポセイドン:…。
ソウ:…。
ゴセキ:…。
ミフル:…幸いまだ大きな被害は出ていない。ショーリに免じて。今回だけだぞ、マガツヒノカミ。
マガ:はぁ…はぁ…はぁ…おぉ…ショーリ…友よ…。すまない…ショーリ…もう二度としない…。
ショーリ:マガツヒノカミ…もう二度とこんなことしないなら…。
マガ:あぁ…わかってるよ、ショーリ…。
マリウス:!!ショーリ!!近づいちゃダメだ!!!
(ガブッ!!!)
ショーリ:え…?
マガ:フハ!フハハハハ!!漲る!!さすがはショーリ!!創造神達の祝福を一番与えられている、最初の創造物よ!!ダメージが回復…いや、パワーアップまで!!
ミフル:マガツヒノカミー!!!
ポセイドン:騙したな!
ソウ:ひどい!!
マリウス:何ということを!!
マガ:なんでこんなことをしたか知りたかったんだよな?ショーリ。お前だよ…お前のせいだよ、ショーリ!私は災厄の神…決して望まれはしない存在…なのに貴様は愛され、望まれ、祝福され…!不公平だとは思わないか?
ゴセキ:人間と同じことを言うんだな。
マガ:当たり前だ。人間にこの感情…「嫉妬」を教えたのはこの私だ!!教えた「嫉妬」は不安を呼び、恐怖や絶望を生み出してくれた…人間からもはや消え去ることはない!!ショーリ…光の世界で祝福を与えられしショーリ…闇の世界の災厄の神…マガツヒノカミからも贈り物だ…今お前に呪いをプレゼントした!死の呪いだ!!どうせ私は助からない…破壊神ゴセキが現れたのだ…私が死ねばお前も死ぬ!私が死ななくてもお前は死ぬ!!あぁ…羨ましかったよ…ショーリ…。フハ、フハ、フハハハハ!!フハハハハ…ガハ!!
(マガツヒノカミの身体がエクスカリバーに貫かれた)
ゴセキ:お喋りはそこまでだ、マガツヒノカミ。チッ…厄介な呪いを贈りやがって!せいぜいアレだな、死の呪いを破壊し眠る呪いにするのが精々だな。大天使よ、噛まれた傷を治してやれ。
マリウス:は、はい!
ゴセキ:全く…どうしたものか…とりあえずこいつも眠らせて封印だな。眠らせていても何かしら影響力があるだろうから、光の世界に置いておくわけにもいかないし、かと言って闇の世界にも置いておくわけにはいかないし…。えっと…そうだな、光の世界と闇の世界の狭間にでもぶち込んでおくか!
ミフル:…ショーリは…どうしたら…?
ゴセキ:…どうやったらマガツヒノカミの呪いが解けるかわからない。いつになるかわからないが、呪いが解け、目覚めるまで守ってやれ。
ソウ:…ショーリ…グス…。
マリウス:グス…グス…。
ポセイドン:…ショーリ…ショーリ…起きて…ほら、前に言ってたろ?可愛く話すから…起きて…起きてキュイ…ショーリ…。
ゴセキ:じゃあな。
ミフル:あ、ありがとう…ございました…助けに来て頂いて…。
ゴセキ:…すまない、力不足だった。
ソウ:いえ!そんなこと…!!
マリウス:貴方様が来てくださらなければ、もっと、被害は甚大だったことでしょう!
ポセイドン:そうです!もしかしたら、光の世界そのものが食べられていたかもしれません!!
ミフル:破壊神ゴセキよ…どうか御自分を責めないで…責任は我らにあります。
ゴセキ:…いや、何にしろ力不足だ。マガツヒノカミに遅れを取った。光の世界の神達よ、私はさらに強くなる為生まれ変わることにした!いつになるかわからないが転生した時、また会おう!
神達:えー!!?
ゴセキ:また会う日まで、エクスカリバーはお前達に預ける。
ミフル:…破壊神ゴセキよ…私達は創造神…破壊の剣は使えません…。
ゴセキ:そうか!なるほど!では人間達に預けよう!先程反省していたようだからな!キチンと使え!
人間:えー!!?
ゴセキ:ではまたな!
ミフル:…消えてしまわれた…。
ポセイドン:マジカッコよすぎキュイ…。
ソウ:あっという間だったね…。
マリウス:とりあえずキチンとショーリを守ろう。