誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 🏛14

カ︰魔王誕生…か。

ハ:カザポンにとっては…きっと…魔王は誰よりも特別な存在だよね…。

カ:…さぁ…どうだかな…。

ト:見に行けばきっと…わかるよな。

ヤラ︰では行こう。時は、マガツヒノカミ封印より50年後…だ。

 

(人間の里)

 

光︰あれ?エデンとちゃうで?

ヤラ︰神々はあの後、マガツヒノカミから嫉妬を植え付けられた人間達が、マガツヒノカミの呪いを受けたショーリの傍にいると、呪いの力が増大する危険があるのではと考え、人間をエデンから離すことにしたんだ。

光:なるほどなぁ…。

長瀬︰ちょっとさぁ、ふと思ったんだけどさぁ…神々の傍にいなくて、人間は大丈夫なの?

カ︰人間達はもう、自分達だけで増えていくぐらいには安定した存在までになっていたと言っていたぞ。

長瀬︰まぁそっかぁ!今の俺達だってそうだもんなぁ!!

カ︰それに、人間達には、破壊神ゴセキから、エクスカリバーを預けられていたからな。守り刀としては最高最強だろう。

ト:勇者の剣エクスカリバー…か…。

ヤラ︰…。

 

人間1:じいちゃ〜ん!

じいちゃん:おぉ…どうした?

人間1:山で果物を見つけたんだ〜!一緒に食べようよ!

じいちゃん:ありがとうねぇ…。

人間1:へへ!大丈夫!!

じいちゃん:お前は本当に優しい子じゃなぁ…。

人間1:へへ!!

じいちゃん:さぁ…食べようか…。

人間2︰オラー!食べ物を寄越せー!

人間3:ジジイ!ガキ!!食べ物を寄越せー!!

じいちゃん:な、なんじゃ!お前らは!?お前達の分の食べ物は神々が創られた大地や海より与えられているはずじゃろう!?

人間4:はん!そんなんで足りるかよ!!

人間3︰海や山に採りに行くのも面倒くせぇからな!それに危険だしよぉ!!

人間4:そこで、考えたのよ!食べ物は持ってるやつから奪えば良いんだってなぁ!!

人間2:大人しく食べ物を寄越せ!さもないと痛い目に遭うぜ?ヒャハハハ!!

じいちゃん:…災厄の神マガツヒノカミの影響か…?悪しき魂が膨れ上がっているのか…?

人間1:…あしき…たましい…?

人間4:ごちゃごちゃ言ってねぇで食べ物を寄越せ!

じいちゃん:これは、この子が採ってきてくれたものじゃ!

人間3︰うるせぇ!!

じいちゃん:うわぁ!!

 

(食べ物は奪われてしまった)

 

人間1:うわ〜ん!じいちゃ〜ん!

じいちゃん:すまんのぉ…せっかく採ってきてくれたのに…。

人間1:うわ〜ん!うわ〜ん!あいつらひどいよ〜!じいちゃんと一緒に食べようと思ってたのに〜!うわ〜ん!お腹すいたよ〜!!

じいちゃん:よしよし泣くな、泣くな…わしの可愛い孫、マオウよ…泣くな、泣くな…。

マオウ:うっ…うっ…じいちゃん…どうして、神様は、ヒック…人間を、追い出したの?エデンにいればこんなひどいこと、無かったんでしょ?

じいちゃん:仕方あるまい…我々人間は、罪を背負っているのだ…災厄の神マガツヒノカミの言葉を…嫉妬を覚えてしまった我々は罪深い…。後でワシが冬に備えて蓄えておいた食べ物をやろう…な?

マオウ︰うん…ありがとう…じいちゃん…。

 

(次の日も、また次の日も、またその次の日も食べ物は奪われていった…。)

 

じいちゃん:またか…しかも今度は冬に備えて蓄えていた食べ物まで…。もう許すまじ…!

マオウ︰すやすや…。

じいちゃん:まだ幼いマオウをこれ以上ツラい目に遭わせたくはない…どうにかせねば…。おやすみ、マオウ…朝には戻る。話をしてくるよ…。

 

(じいちゃんは朝になっても戻らなかった)

 

マオウ︰じいちゃーん!じいちゃん!どこだよー!じいちゃーん!!