誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

魔法使いチーゴー、住居を探す

チ:さぁってと…人間に転生したのはいいけど、お腹は空くし、住むところも探さなくちゃだし、結構忙しいな。大変だな、人間って。働かないとお金がないから食べることも難しいなぁ。
なかなか街も見つからないなぁ。そういえば人間は水が在るとあるところに住んでるって聞いたな…。とりあえず海に行こう。

食べ物は…海で採れたものをとりあえず焼いて食べよう。
海の上を飛んでた時にちょうど龍が泳いでて良かった。雷魔法で一発で採れて良かった。

どこで食べよう…景色の良い所がいいなぁ。雲の上で食べるか…。高い所なら街が探しやすいか。

雲の上はポカポカして気持ちいいなぁ。
うーん…美味しいけど、龍って大きくて食べきれないなぁ。ん?なんだ?ドラゴンがやって来た。
龍の焼けた匂いに惹かれて来たのかな?

ギシャーーー!!!

元気なドラゴンだなぁ。キレイな蒼い目の、白くて大きなドラゴンだなぁ。
良かったらこれ食べる?私の食べた残りで悪いが。

ギシャーーー!(ボウッ!)

あれ?やっぱり残り物はイヤだったかな?蒼い火吹いてきた。ん?
あぁ、なるほど、焼き加減が足りなかったのかな、水龍に火を向けるってことは。
ハハハ、お腹空いてたのか?沢山食べろよ。

(チーゴーは知らなかった。白いドラゴンが空と陸において最強のドラゴン、伝説のアルバストゥルアイズサフェードドラゴンだということを。
チーゴーは知らなかった。食べた龍はゼードラゴンといい、海では最強であり、海を統べる種であることを。
アルバストゥルアイズサフェードドラゴンとゼードラゴンは永きに渡り世界の覇権を争い戦っていたことを。そして、その戦いの周囲への被害は凄まじく、人々の間では、神々の戦とまで呼ばれていたことを。)

さぁってと…お腹もいっぱいになったし、街を探そうか。
ん?なんだ?あっちの雲に何か見えるな…。

城だ。雲の上に城がある。なんでだろ?ま、いっか。
お邪魔します。…って誰もいない。
ふーん、無人の城か…。広いな。誰も住んでないなら住んでもいいかな。
あれ?なんか、骸骨がいっぱいある。人間のもあれば、猫とか、他の動物のもあるな。

(カタカタカタ…)

あ、動いた。あ、そういえば骸骨の魔物がいるって聞いたことがあるなぁ。生物関係あんまり詳しくないからなぁ。わかんないけど…。不死身だって聞いたことあるな。ちょっと面倒くさいな。あ、でも完全に消滅させれば復活は出来なかったはずだな。よし、復活しきる前に殲滅しとくか!

(カタカタカタ…土下座!)

なんだ?骸骨達が土下座したぞ。…私に服従してるのか?
ふーむ…服従されてもなぁ…。そうだ、この城に住めるように掃除してくれない?埃だらけだし。

(カタカタカタ!骸骨達は掃除し始めた!)

オオー!あっという間にピカピカだ!
お城の中を探検してみよう!
ホントに広いな。50部屋くらいあるなぁ。あ!雲のベッドもある!

こうしてチーゴーは住居とペットとメイドを手に入れた。