誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 美しい従者

チャン:は~!なんだかすごく久しぶりな気がする!
ツ:山での日々は充実したものだった!
キ:やっとちょっとホッとした…地面があるぅ…。
シ:森の中に降りてすぐは、トゥルーが変身したりしてビックリしちゃったからね。
ト:すみません、驚かせてしまいました。
キ:ううん、大丈夫ぅ…。
チ:キューン、魔法学校へ行く前にお茶でもしていくか?
キ:いいの?出来たらそうしたいぃ…。
チャン:よし!無理せず休もう!大野さんに休むことの大切さを沢山学んだからね!
シ:あ!ここ良いんじゃない?ケーキとパフェが人気みたいだね!

キ:ふぅ…甘い物食べたら落ちついた〜。モンブラン美味しかった〜。
シ:我も満足!いちごパフェ美味しかった!
ツ:ここのコーヒーはいい香りで美味しいね。
チャン:いちごショートケーキ美味しかったー!
チ:ミルクティーうまいな。そういえばトゥルーは何か食べないのか?
ト:主よ、お気遣いなく…。私は人間の食べ物は食べた事がありません。それだけです。
チ:うーん…主じゃなくてチーゴーでいいよ?
ト:…ではチーゴー様で?
チ:…まぁ、いっか。
チャン:トゥルーは、敬語キャラなのかな?
ト:やはり…主は主ですので…。主の仲間に対しても、やはり敬う言語であるべきかと…。
チャン:まぁ無理に変えることもないか!そうだ!この機会に人間の食べ物食べてみたら?美味しいかもしれないよ?
ツ:無理しなくていいよ?もしかしたら身体に合わないかもしれないし。
シ:そういえばドラゴンは、基本肉食だっけ?
ト:私は基本何でも食べます。おそらく人間の食べ物も大丈夫だと思います。ただ、永年生きてはいますが、人間の食べ物は…食べようと思ったことがありません。
チャン:え?どうして?美味しいよ?
ト:私は基本人間とは関わることはせずに生きていました。人間からしたら、私達ドラゴンは討伐対象でもあり、崇める対象でもあります。私は以前、気まぐれに人間の姿になり、人間の政治に口を出したことはありましたが、あまり良い思い出はありませんでしたからね。
ツ:そうなんだね…。
キ:でも、チーゴーとは関わりたかったんだね。
ト:はい。チーゴー様は私が見た中でも最強かつ御自分の力を悪しきものに使わなかった御方ですので。チーゴー様程の力があれば、世界征服も容易いでしょうに…。初めこそ大恩はありますが、世界の均衡が崩れる事を警戒し、チーゴー様の周囲にいました。しかし、チーゴー様がやることと言えば、ゲーム、マンガ、ダンジョン攻略、日々の生活の為の買い物…といった、とても慎ましいものでした。私のような生き物が傍に居ても、恐れる事も、私の存在を利用しようとする事もなく、ただのペットに対する接し方でした…。実力、経験もあるにもかかわらず、それを偉そうにひけらかさないのが人間として凄いですし、でも偉そうにしていても面白い。そういうチーゴー様も見てみたくなりますし、面白い御方だと思います。なので私はこの御方に仕えたいと思ったのです。
チャン:トゥルーは、恩があるってだけじゃなくて、チーゴー自身が好きなんだね!
ト:もちろんです。
シ:トゥルーの笑顔、初めて見た!
キ:ね!イケメンが更にイケメンになったね!…なんか、お店の中の女子達がトゥルーをチラチラ見てるよね…。
ツ:そりゃあこれだけイケメンなんだから仕方ないさ。キューンもカッコいいよ。
キ:ありがと…ツートもカッコいいよ。
シ:落ち込むなってキューン!
チ:な〜んで、私なんかに従おうとしてくれてたのかわかんなかったけど、そういうことかぁってちょっとわかって良かったな。チャン・ツカは見習ってほしいな!会ってすぐくらいに敬語じゃなくなってたもんw。もっと私に親身になるといいw!
チャン:オラは充分親身だから大丈夫だもん!
ト:チーゴー様もですが、仲間の方々もそれぞれ素敵な魂の色をしていますね。さすがはチーゴー様の仲間です。
チャン:褒められた!
ツ:魂の色…かぁ。大野さんも僕達が魂を繋げた時にそれぞれの魂の色が見えたって言ってたなぁ。
シ:我が赤、ツートはピンク、チーゴーは青、チャン・ツカは黄色、キューンは紫…だったんだよね。
キ:魂の色なんて、普段見ないからわかんないよね。
チャン:魂の色とかってどういうふうに決まるんだろ?
チ:ね?知りたいよね。
ト:私も詳しいわけではありません。しかし、私が見てきた人間の魂の色は、混沌としている事が多かった。それは人間が様々な経験や思いを積み重ねた結果であったり、悪しき考えにより濁っていくこともありました。だから、貴方がたのように、それぞれの色に輝く魂は珍しいのです。
チャン:へ〜、そうなんだ。
シ:トゥルーの魂は何色なの?
ト:わかりません。自分では見えないのです。
シ:そうなんだ〜。
チ:教えてくれて、ありがとな。そうだ、良かったら私が飲んでる、ミルクティー飲まないか?美味しいよ。
ト:…チーゴー様が仰るなら…。
チャン:すいませーん!ミルクティー1つください!
ツ:歴史的瞬間だ!
シ:どんな反応か楽しみだね!
キ:あ!来たよ!
ト:…美味しい…。
チ:良かった!
ツ:ドラゴンと人の交流の第一歩!って感じだね!
シ:良かったね!
チャン:ミルクティー美味しいもんね!
キ:良かったな。
ト:…美味しいんですね。試しに飲んでみて良かったです…。