誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 役所へ

チャン:ここが役所…別名、魔法相談所かぁ!
シ:魔法相談所って、アレでしょ?魔法に関する相談なら何でも引き受けてくれたりする所だよね!
ツ:魔獣退治や、手続き、その他色々様々な事を引き受けてくれる凄い役所さ!
キ:魔法相談所お抱えの歴史学者さん…どんな人なんだろう…。
ツ:一応櫻井教授から、堂本剛さんへの紹介状も書いてもらったけど、アトランティスについて教えてもらえるか不安だなぁ…。
シ:ね!教えてくれるといいね!
キ:とりあえず受付に行って、取り次いでもらうね!
チ:ありがと、キューン。しばらくここで待ってようか。
ト:ありがとうございます、キューン様。人間の手続きとやらは難しそうですね。

キ:えっと…ここが受付でいいのかな?あ、あの人役所の人っぽい。声をかけてみよう。すみません!
辰:はい?いかがされましたか?
キ:あの!オレ達、魔法学校の櫻井教授の紹介で、歴史学者堂本剛さんに会いに来たんです。取り次いで頂けませんか?
辰:…櫻井教授の紹介…ですか。すみませんが、紹介状などを確認させて頂きたいのですが…。
キ:あ!これです!
辰:ありがとうございます。確認させて頂きますね。…確かに櫻井教授からの紹介状ですね。すみません、堂本は今はあいにく席を外しておりまして…。良ければ、堂本の書斎でお待ち頂いて宜しいでしょうか?書斎はこの建物の2階の奥に御座います。
キ:わかりました。オレの仲間もいるんですけどいいですか?
辰:構いませんよ。どうぞ、ご案内いたします。
キ:ありがとうございます!ちょっと皆を呼んできます!

辰:剛くんにお客さん…珍しくはないけど、あの櫻井教授からの紹介か…。何者なんだろう…?

キ:お待たせしました!
シ:よろしくお願いします!
チャン:よろしくお願いしマッスル!!
チ:よろしくお願いします。
ツ:突然お邪魔してすみません。
ト:失礼致します。
辰:こちらへどうぞ。

チャン:わ〜!広いですね!
シ:スゲー!色んな物でいっぱいだ!
チ:わー!魔法に関する書物もいっぱいだ!あ!これ読みたかったけど、手に入らなかったやつだ!
キ:なんだろう…砂時計?みたいだけど、水が逆に上に浮かび上がってる!
ツ:…何かの実験道具みたいなものでいっぱいだなぁ。
ト:…歴史学者というだけあって、なかなか懐かしい物がありますね…。
辰:では皆様ごゆっくり。堂本は30分程で戻る予定です。
チャン:はい!ありがとうございマッスル!!

辰:ふぅ…とりあえず受付に戻るか。
福:おーい!
辰:あ、福ちゃん!
福:今さ、なんか剛くんの書斎に団体さんが入って行ってたじゃん!見たことない顔だけど、とりあえず勇者御一行様って感じだな。なんの用だろ?
辰:さぁ?でもあの櫻井教授からの紹介だし、なんか重大な事なんじゃない?
福:ふーん…。
越:よ!おふたりさん!まさかデートw?
辰:ちっげーよw!今、剛くんのお客さんをお通ししてたの!
越:なーんだw!デートならオレも混ぜてもらおうかなって思ってたのにw!
松:あ!みんなこんなとこにいたー!早く受付に戻れよ!結構混んできたんだぜ?
辰:わりぃわりぃ!すぐ戻るわ!
松:早くしろよ〜!たぶん光一くんにも手伝ってもらわないとヤバそうな相談事も来てるし!みんな、あんまり遅くなると光一くんに怒られるぞ、コココココ〜!
福:マジで?ヤバ!すぐも〜どろ!

チャン:もうそろそろ30分経ちそうだね!
キ:あ!
剛:どうも、お待たせしました。堂本剛です。よろしく。櫻井からある程度は聞いてるけど、アトランティスへの行き方の事やろ?
シ:はい!エクスカリバーの代わりになる剣が必要なんです!
剛:またやっかいやなぁ…。アトランティスかぁ…。まぁお茶とお菓子でもどうぞ。ゆっくり話そか。
チ:よろしくお願い致します。
剛:まずな、アトランティスはかなり危険や。情報提供するんも慎重にせなあかん。情報提供する為にはある程度相手の事を知らんとあかん。
チ:なるほど…。
剛:まぁそれは今回はええわ。ある程度、櫻井から聞いてるし。
ツ:え!?良いんですか!?
剛:あぁ、まぁええんちゃう?僕の話聞いても行くかどうかは君らが決めたらええことやし。まぁ見とっても君ら、そんな悪い人間と違うみたいやし。まぁ一人、人間とちゃう子が混ざってるみたいやけど。…そこのめっちゃイケメンな子…もしかしてアレかな、位の高いモンスターは人語も理解出来るみたいっていう話やし、うーん…ドラゴンかなんかかな?
チャン:うおー!スゴイ!わかるんですね!トゥルーはドラゴンなんです!!
剛:あぁやっぱりかぁ。
ト:…見抜かれるとは思っていませんでした。私の変身魔法…まだまだ未熟ですね。
剛:まぁ勘…みたいなもんやし、別に変身魔法の上手いヘタの話とはまたちゃうよ。
ツ:スゴイ方だなー!
剛:そんなスゴイことちゃうよ。せや、アトランティスの話やったな。君ら、幻影の迷宮知ってるんやったっけ?
ツ:はい!僕が迷い込んでしまったものです!
剛:せや、君やったな。櫻井から聞いてんねん。幻の大陸アトランティス…あれはな、大陸ごと幻影の迷宮って感じやねん。
ツ:え!?
キ:大陸丸ごと幻影の迷宮ってどういうことですか?
剛:君ら、探求者の木村拓哉さんって知ってるか?
キ:はい!知ってます!大ファンです!
剛:あ、そうなん?で、僕はな、木村くんからちょっと聞いてんねん。これは公表はされてへん話やしな。
チ:わかりました。言い回ったりはしません。
剛:うん。そうしてもろたほうがええな。
ツ:幻の大陸…幻影の大陸…ってことなんですね。確かに危険ですね。
剛:木村くんが言うにはな、たまたまアトランティスに辿り着いたんやって。最初は海を船で冒険しとんやけど、紅い雲の龍に雷を撃たれたり色々遭ってな、そんで、海に潜ったんやって。魔法で船ごと海に潜ったんや。そしたらなんや洞窟みたいなデッカイ穴があるわ〜って思ったら、デッカイ生き物の口やったんやって。んで、飲み込まれてしまった〜!思って、目覚ましたら、なんや、そこは草原やったんやって。
キ:海の中だったはずなのに…ですか?
剛:せやねん。そんでな、木村くんは一人になってたんやって。それまでいた仲間がおらんくなったんや。んで、探しに歩いていったら古い商店街みたいな所を通って、見たことの無い形の建物に辿り着いたんやって。でもなんや知らんけど、木村くんにはそこが城やと、前世で自分が王であった時の城やとわかったんやて。
ツ:自分の前世をそこで思い出したってことなんですね。
剛:うーん…思い出したっちゅうか、夢の中みたいな感覚やったんやって。ほら、夢の中ってありえへん世界やけど、それが当たり前…みたいな感覚になることあるやん。なんやろ、そういう夢を見させられてたんかもって。で、木村くんはそこで、自分の居場所はこんな寂しい場所とちゃう、みんなの所や、皆を探さんとってなって、みんなを探して無事に帰ってきたんやって。
チャン:自分で夢を夢だと認識して、打ち破る感じだったのかな?
ト:アトランティス人が施した強力な防衛魔法ですね。侵入者の心を惑わせ迷い込ませ、永久に彷徨わせる、非常に恐ろしい魔法です。精神が強靭でないと幻影から脱出出来ません。
ト:ホントに、幻影の迷宮みたいだな…。僕が迷い込んでしまった喫茶店も、ホントにリアルで、コーヒーの匂いだったりしてたし、喫茶店のマスターともちゃんと会話したし。
剛:これは諸説あるんやけど、もしかしたら幻影の迷宮は、幻の大陸アトランティスの一部かもしれんっていう話も出てるねん。
ト:もしかしたら、アトランティス人がアトランティス大陸以外の場所に現れているのかもしれませんね。アトランティス人は幻影の魔法が得意だったはずですし。
剛:なんや詳しいなぁ。
シ:トゥルーは3000年くらい生きてるんだもんね!
剛:へぇ…えらい長生きやなぁ。
ト:アトランティス人の魔法はひょっとしたら、対人間用なのかもしれません。私はそういった幻は見たことはありませんから。
剛:とにかくアレやわ、自分が何者で何を求めているか、そういうのを持ってないと、アトランティスが見せる幻影に囚われてしまうねん。だから危険やねん。
チ:教えて頂きありがとうございました。確かに物見遊山で行くような場所ではありませんね。
剛:でも君らやったら大丈夫ちゃうかなって思うねん。しっかり自分を保って、魂を繋げてたら、例え幻に惑わされてもちゃんと思い出して帰ってこれると思うで。
シ:自分を保つ…か。
キ:自分は自分…。
チャン:仲間と繋がって。
ツ:一人にならないように。
チ:魂を繋げる…。
剛:自分っちゅうもんを、しっかり持たんとアカン。
キ:難しいかも…。
シ:確かにね。自分にしっかり持つって難しいかも。
チャン:仲間との繋がり方は、大野さんからの修行で学べたけど。
ツ:自分を持つかぁ…。素晴らしいよね。僕はどちらかというと、他の人の考えとか、受け入れることが多いかもだし。
チ:自分…っていうものはある程度はあると思うんだけどなぁ。でも難しいよね。
ト:皆様なら大丈夫だと思うのですが…。
剛:もしアレやったら、アイツのプロデュースを受けたらエエんちゃうかな?
ツ:どなたでしょうか?
剛:そいつの名前は松本潤。世界に松本潤っていうジョブを認めさせた、This is オレ!みたいなやつや。自分を持つってことをわかるにはちょうどエエやつちゃうかな?
キ:オー!!スゲー!!
シ:有名人だよね!
チャン:また新たな修行だ!
チ:楽しみだな。
ツ:松本潤さん…。
ト:貴重な情報提供、ありがとうございました。
キ、シ、ツ、チャン、チ:ありがとうございました!
チャン:出発だー!!