誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 アトランティスへ。海を渡ろう。

上:はぁ…美味かった。やっぱり亀の料理は最高だな!
キ:美味しかったー!料理してる姿もカッケー♡
チャン:料理出来るってスゴイね!オラもちょっとは出来るけど、ここまでは難しいな!
ツ:とても美味しかった!スパイスも効いていて、身体が整う感じがしたよ!
亀:ありがと!旅をしている中で、色んな所の調味料が手に入るから、料理の幅が広がるんだ!
チ:どんな所を旅してきたんだ?
中:さっき言ってた雲の国とか、あとはドラゴンを祀る王国だったり、岩の国だったり、暑い砂漠の国や寒い氷の国…色々行ったなぁ。
シ:雲の国って聞いたことない!
上:雲の国は、名前の通り雲の上にある国なんだ。ここの雲が特殊で、古代の魔法使いが、巨大な魔法の雲を創って、その上に国を創ったらしいんだ。地上の国とは交流してなかったみたいなんだが、俺達が船で空を旅してた時に、偶然発見したんだ。普段は巨大な積乱雲の中に隠れてるからわかりにくいだけどな。
シ:へー!スゴイ国があるんだね!いつか行ってみたいなぁ!
上:良い人達だったぜ!あれから地上の人とも少しずつ交流してみようか…なんて話も出てたみたいだしな!そのうち自由に行けるようになるんじゃね?
シ:だったら嬉しいな!
亀:さっきの海獣のステーキにも、雲の国のスパイスを使ったんだ。
ツ:へー!あのスパイス!とっても美味しかった!
チ:私の住んでいるお城の雲も、関係あるのかな?
亀:どうなんだろな?
チャン:チーゴーのお城には、いろんな歴史があるのかもね! 
チ:かもね。
キ:ドラゴンを祭る王国は有名だよね!カッコイイ王様と王子様がいる国だよね!
中:そうだな。あの国の王族はみんなカッコイイよな。あそこは世界でも有数の観光地だし、大人から子供まで楽しめるお祭りが年中やってるから。
シ:我、まだ行ったことないなぁ!
チャン:オラも!お祭りがいっぱい!楽しそう!
中:子供向けのドラゴンのお面だったり、ゲームだったり、美味い料理が振る舞われたり、デッカイ花火が上がったり…とにかく楽しい国だよ!
亀:あの国の祭りの中でも、年に一回、7日間行われるドラゴンへの神事は凄かったな。王族6人で行われるんだけど、一人ひとり色があって、深紅、漆黒、ひまわりイエローの王様と紫、ターコイズブルー、濃いピンクの王子様がいるんだけど、今日は深紅の日、今日は濃いピンクの日…みたいな感じで最初の6日間で一色ずつメインの神事を6人でやってて、それで、最後の7日目に全色揃った神事をするんだってさ。その日その日で衣装がその日の色になったり、かなり神秘的だったぜ。
ツ:つまり、深紅の日には、6人全員で深紅の衣装とかを着て、最後の日にはそれぞれの色の衣装を着て…ってことか。
亀:そういうこと。
中:神事の時には、特別な舞を踊るんだ。
上:ドラゴンに…神に捧げるっつう感じでな。
シ:どうしてドラゴンを祭るようになったのかな?ドラゴンのせいで街の被害とか凄い時あるじゃん。我、わかんない。
チ:シーハは前に、デルサータ王国がドラゴンに襲われてたからな。
シ:まぁそれがきっかけで、チーゴーとチャン・ツカに出会って、今はキューンとツートとも旅を出来てるんだけどね。ドラゴンに襲われたのはツラかったけど、沢山の人に出会えて、今スゴく楽しいな!
中:ドラゴンは確かに災厄といっていい程の存在だな。でも、ドラゴンには助けられることもあるんだ。確か、ドラゴンを祭る王国は、かつて人に変身したドラゴンに、政治の指導を受けて、良い国になったっていう伝説があるらしくてさ。
ツ:へー、そんなことが。だからドラゴンを祭ってるんだね。
亀:そうだな。それと、王族達に会った時に、本人達から聞いたんだけどな、神事の特別な舞は、そのドラゴンへの感謝もだけど、謝罪の意味もあるんだってさ。
シ:どういうこと?
中:昔、王国内や他国でもそのドラゴンの優秀な力を独り占めしようとしたり、利用したりするヤツが出てきたんだってさ。もちろん、そんなことはしてはいけないって言う人達もいたらしいんだけどな。で、人と人とが醜く争う姿を見たドラゴンは、姿を消したそうだ。だから、王族達は感謝と謝罪、そしてまた人とそのドラゴンとが仲良くなれたら…っていう祈りも込めて舞を踊るんだってさ。
シ:そうなんだ。
上:…ドラゴンはさ、人間より美しい生き物なんだろうな。さっきのさ、二頭のドラゴンの闘いなんてさ、正直圧倒されてさ、美しいって思っちまったよ。闘いにおける無駄のない動き、強烈な力のぶつかり合い、ただただ生き残る為にお互いの力を喰らおうと求めて闘う姿…単純に身体がゾクゾクする程だった…美しかった。
キ:そんな高貴な存在を、人間は、利用しようとしたんだな…。
チ:私達とトゥルーのような関係ではいられなかったんだな…。
チャン:大事にしないとね。トゥルーも言ってたもんね、チーゴーが、自分をただのペットとして接してくれたのが嬉しかったって。
ツ:そういえばトゥルーも、昔、人間の政治に口を出したことがあるけど、良い思い出はなかった、みたいなことを言ってたね。
チ:そういえばそんなこと言ってたなぁ。もしかしたら、王国が祭ってるドラゴンって、トゥルーのことなのかな?
シ:わかんないけど、でも、祈りの舞が届いて、今度はずっと仲良く出来たらいいね。
ツ:そうだね。
キ:相手が優秀で優しいからって、独り占めしたり、利用したりしちゃいけないよな。
チャン:そうだよね!お互いに力を合わせてさ、仲良く出来たらいいよね!
シ:旅をしたら、色んな国や色んな歴史や色んな想いがあるんだな。旅に出て良かった。ハマグッチ様には改めて感謝だな。
亀:あぁ。旅はいいぜ。
中:アトランティスへの旅はどうなるかな。
上:先は長いぜ。野郎共!海を渡るぞ!
全員:オー!!!