誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 さぁ!

ケ:…まさか魔王様ではなく私が、勇者と戦うことになるとはな…!魔王様と戦うのは勇者…そのはずだろう…!?
シ:そうだね…。我は…あんな強そうな魔王と戦える、強い勇者じゃない…。学校の授業とかでも、勇者がパーティーの中で1番強くて、魔王と戦って、みんなを魔王から救って…って習った。でも、我のパーティーは、勇者じゃない魔法使いのチーゴーの方が圧倒的に強くて、魔法は使えなくても身体が強いチャン・ツカや、特別なスキルを持つキューン、魔法や特別なスキルはなくても、自分に合う戦い方を見つけて強くなってるツート…我より強い仲間ばっかりだ!せっかく、ハマグッチ様やエクスカリバー達が、勇者だって選んでくれたけど、我、全然強くないし…勇者は我…じゃない…かもね…。
マ:違うで!シーハ!!
シ:ハマグッチ様!
マ:シーハ!良ぅ聞きや!確かにな、勇者には強さを求められる!でもな、強さだけで、オレはシーハを勇者に選んだんやない!
シ:え…?
マ:シーハは強いだけやのうて、努力家で、勇気があって、優しい人間やって知ってる!
シ:…我、何もしてないです…。
マ:エクスカリバー…子供が触ったら危ないしっていうの、解ってくれたやん!エクスカリバー抜くなんて、難しいことやのに、一生懸命やってくれたんも知ってる!だいたいなぁ、エクスカリバーなんて強い武器、悪いやつに渡すかい!!シーハやから、渡したんや!!
シ:ハマグッチ様…!
マ:お前は敵だけじゃなくて、強い仲間からも勇気を持って向き合って、逃げずに努力してたんやろ!?お前、旅立った時より、強ぅなってんで!自信を持てシーハ!お前は、このデルサータ王国国王マサール・ハマグッチが選んだ、勇者シーハや!!思いっきりかましたれ!!
シ:…はい!!!
ケ:いい顔つきだな。来い!
シ:オリャァァァアアア!

ポ:…マサール、ゴメンキュイ!
マ:え?
ポ:僕、ツライキュイ!エクスカリバー以上の剣なんて、ケンイチが勝てるわけないキュイ!ケンイチはやっぱり僕の友達キュイ!シーハも友達キュイ!二人が戦うのツライキュイ!
マ:大丈夫や!シーハは優しい!任せとけ!
ポ:マサール…ホントに大丈夫かなキュイ…?
シ:大丈夫だよ、ポセイドン。この新しい剣は、全てを斬れる…でも、我の思いを汲み取ってくれるから、斬りたくないものは斬れないようにしてくれるんだ!ポセイドンの友達は斬らないよ!
ポ:シーハ…ありがとうキュイ…。
ケ:ふっ…甘いな…歴代の勇者も皆甘かった…だが、そんな甘い事では勝てぬぞ!私は魔王様の為に…その御身を、その御心を削り、世界の為に悪でい続けた魔王様の限界を感じたのだ!もう…ダメなのだ…!今までのストーリー上での私とは違う…!甘く愚かな勇者よ!滅びるがいい!!
シ:…もうダメなんかじゃないよ!甘くったっていい!愚かでいいよ!そんな我とみんな仲間や、友達、家族達でいてくれるんだもん!そうやって生きてきたんだもん!それが我なんだもん!絶対!大丈夫だよ! 
ケ:幻想を抱くな…勇者よ…それは束の間の夢なのだ…!
シ:夢なんかじゃない!全て現実さ!!