誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 5人の魂が見せる世界

魔王:…ここは…どこだ…?白い霧の中…?



魔王:人の声が…聞こえる…。



?:ごはんよー!
チャン:はーい!お母さん!!いっただっきまーす!!うーん!美味しい!!ありがとう!! 
チャン母:沢山お食べ。



マ:シーハ!ありがとな!
シ:ハマグッチ様、そんな、大したことじゃないですよ。
マ:そんなことないで!見てみ!沢山の人が、シーハに感謝してんで!
シ:…わぁ。みんなあんなに喜んでくれてる!嬉しいな!


ツ:キューンはやっぱり凄いな!助かったよ!
キ:ツートの方が凄いよ!いつも助かってる!ありがと!
ツ:キューンは僕の最高の相棒だよ!
キ:照れるなぁ。



チ:みんなに出会えてよかった…。


魔王:…なんだ?この魂は?



チ:どうだい、魔王。人間には悪しき魂以外の魂もあるだろう?
魔王:…私が触れたことのない魂だ。今まで私が触れてきた魂は、皆、冷たく暗く、いやらしく、人を陥れようとしていたり、痛みや憎しみ、苦しみなどがあったりしていた…こんな温かで、優しい、尊敬や嬉しいなどといったものはなかった…。
チャン:…魔王は、お母さんの美味しいごはん、食べたことないの?
魔王:…ない。私に母はいない。食べることも必要ない。
シ:魔王は、みんなから感謝されたことはないの?
魔王:ない。皆、私を疎ましいと思い、私の力を恐れ、憎しみを抱いていた。
ツ:魔王、キミは尊敬できる相棒はいなかったのかい?
魔王:いない。魔王という存在は私一人だ。手下はいても、対等な存在はいない。
キ:魔王、お前は言われて嬉しい言葉を貰ったことはないのか?
魔王:ない。私に向けられる言葉は、命乞いや、呪いの言葉だ。
チ:魔王、キミには出会えてよかったと思える存在がいなかったんだな。
魔王:そうだ。私には何も…ない。あるのは破滅のみだ。










チ:魔王、良ければさ、私達の仲間にならないか?
魔王:な!?
チャン:オラ達とさ、色んなものを見ようよ!
シ:沢山色んなことをしようよ!
ツ:沢山冒険しよう!
キ:きっと沢山のことがわかるよ!
魔王:私は…破滅させるだけだ…。
チ:そうなればまた、私が止めてあげるよ!ほら、私は圧倒的に強いだろう?
チャン:オラだって強いよ!
シ:色んなこと、教えてあげるよ!破滅させるだけが魔王じゃないって!
ツ:破滅以外の方法を探せばいいんだよ!
キ:オレたちと、一緒に冒険しようぜ!
魔王:…私は…変われるのだろうか…?破滅させるだけの存在から…。
チ、チャン、キ、ツ、シ:出来るよ!!!
魔王:…だが…私は…魔王だ…。
チ、チャン、キ、ツ、シ:魔王だって、変われるよ!!
魔王:変わりたい…。