誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

A.B.C-Zダンジョンクリア編 〜エピローグ〜

A.B.C-Zと魔王は仲間になった。

時の魔法で元通りになったデルサータ王国で、戦いが終わった記念パーティーが行われた。

魔王は初めて美味しい食べ物を食べた。

最初は周囲とはぎこちない雰囲気であった。

だが、徐々に周囲の人間の明るさに、魔王は警戒心を解いていった。

人間もまた、魔王と同じく、魔王を悪しき魂を持つ者だと、存在の一面しか見ていないことに気付いたのだ。

魔王は初めて自分と同じか、それ以上の強さを持つ、対等な存在を得た。

対等に話すのが、魔王には新鮮で嬉しかった。

見たことのないものを見るのが楽しかった。

旅の途中、チャン・ツカを守護する、萌えの守護天使:MIYATAに出会い、コミケにも行った。

人間はこんな楽しいものを創り出せるのかと、魔王は驚いた。

A.B.C-Zダンジョンにも魔王は挑戦した。繋がりの大切さを学んだ。皆で見た、てっぺんからの景色がとても美しかった。

魔王は、チーゴーの家でみんなでパジャマパーティーもやった。

魔王は、チャン・ツカの故郷にも行き、チャン・ツカ母の手料理もご馳走になった。幸せだった。

魔王は、ツートに、脆弱な人間が、どのように腕を磨いていくかを教えてもらった。人間の努力を知った。

魔王は、キューンに、お笑いを教えてもらった。沢山笑った。

魔王は、シーハとボランティアをやり、沢山色んな人に感謝された。胸の奥がむず痒いような、顔が緩んでしまうような、不思議な気持ちを味わった。

魔王は沢山冒険した。

魔王は沢山学んだ。

魔王は沢山楽しんだ。

魔王は沢山笑った。

魔王は沢山嬉しくなった。

そして後悔を知った。

魔王は沢山の大切なものを破滅に導いてしまったことを、とても後悔した。

そして、かつての破滅以外には何もない、寂しくて悲しい魔王はいなくなった。

魔王は破滅以外のものを知った。

きっとどこかで彼らは冒険を続けているだろう。


                  END…。









あとがき

意外と長く書きました。
A.B.C-Zだからこそ、この結末に辿り着けました。
A.B.C-Zだからこそ、優しい結末になれたのだと思います。
A.B.C-Zに感謝を。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険や、転生したらスライムだった件、戸塚さん作詞の5rings、A.B.C-Zダンジョン、ジャニーズの皆様、ジャニーさん…色んな人やものにありがとうございます。