剛:…すごい速さで過去を遡ってんねやな…。
光:凄いなぁ…周りに過去の映像っちゅうか…色んな時代の映像があるなぁ…。
長:凄いよね!
ヤラ:もうすぐ着くよ。
ト:いよいよか…。
カ:だな。
ハ:そうだね。
ヤラ:さぁ…着いたよ。
(創世記)
ミフル:なぁ…みんな、この世界に、私達以外の存在がいたら、面白いと思わないか?
ポセイドン:え?急に何を言い出すんだ、ミフル?
ソウ:フフ、またミフルの思いつきが始まった!
ミフル:もちろん、私達だけでも十分楽しいさ!でも、私達以外の存在がいたら、もっと色んな楽しみが生まれるんじゃないかな!?
マリウス:僕達以外の存在…どんな存在になるんだろう?
ミフル:それは創ってみないとわからないさ!
ソウ:確かに…この広い光の世界に僕達だけっていうのは、寂しいよね?光と闇の世界の間はなかなか行き来が難しいから、闇の世界の存在ともなかなか会えないしね…。
ポセイドン:光と闇の世界でもっと自由に行き来出来たら良いが、それは難しいな。世界が成り立つには光と闇のバランスが重要だからな。
マリウス:光と闇…陽と陰のバランス…世界の大原則だから、なかなかね…。
ソウ:ちょっと寂しいよね…。
ミフル:そうだろう!?だからさ!私達で創るんだよ!私達以外の存在を!!
ソウ:良いね!寂しくならなくなりそう!
マリウス:素敵な存在に会えるかもしれないね!
ポセイドン:全く…ミフルはいつも急だよな。
ミフル:そこが私の魅力だろ?
ポセイドン:ふぅ…仕方ないな、じゃあやってみるか!
剛:…ポセイドン、今と口調がちゃうな…。
光:ちょっとカッコつけた感じやな。今はキュイキュイ言ってんのに。
ミフル:じゃあみんな、力を貸してくれ!姿は…どうしようかな?私やポセイドンのように大きな存在ばかりでは、すぐに世界がぎゅうぎゅうでいっぱいいっぱいになりそうだから…そうだ!ソウやマリウスくらいの大きさの存在を創ってみよう!
ポセイドン:そうだな!それがイイ!ソウやマリウスのような姿なら、きっと愛らしくなるだろう!
ソウ:え〜!僕そんなに可愛いかな!?マリウスはわかるけど!
マリウス:ふふ!ソウちゃんは可愛いよ?
ソウ:やったー!あ、でも僕はミフルやポセイドンみたいなカッコイイのも大好きだよ?
マリウス:そうだね!じゃあ、後で、ミフル達みたいなカッコイイ存在も創ろうよ!
ソウ:いいね!さすがマリウス!
ミフル:それも面白いかもね!じゃあ決まりだ!
ポセイドン:早速創ってみようぜ!
ミフル:私からは空の祝福を…。
ポセイドン:海の祝福を…。
ソウ:僕からは大地の祝福を…。
マリウス:愛の祝福を…。
マリウス:…出来たね。
ポセイドン:そうだな。
ソウ:この愛おしい存在には何て名付けようか?
ミフル:…ショーリ…なんてどうかな?
ポセイドン:ショーリ?
ミフル:この愛おしい子は、幾多の選択の中から生まれたんだ。この子は幾多の選択を勝ち抜き、生まれてきてくれた…だからショーリ(勝利)。
ポセイドン:…良いじゃん。
ソウ:ショーリ…良い名前だね!
マリウス:ショーリ、生まれてきてくれてありがとう。生まれてきてくれたばかりなのに、もう愛おしくて仕方ないよ。愛してるよ、ショーリ。
ミフル:ショーリ…大切にするよ。
剛:こうやって人間が創られたんやな…。