誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 🏛20

人間2:おいおい!何なんだここは!?

マリウス:この大天使の翼の中は、癒空間になっています。周囲に危害は及ばず、また貴方を癒す空間です。ですが気をつけて。破壊剣エクスカリバーは強い。

じいちゃん:御配慮有難く頂戴致しまする…大天使マリウスよ…。

マリウス:ご武運を…。

人間2:関係ねぇな!この破壊剣エクスカリバーで破壊してやるよ!まぁまずはジジイ…お前だ!ひヒャヒャヒャひひひ!!

じいちゃん:…哀れな…破壊剣エクスカリバーを自分の力と思い込んでいるのか…。過ぎた力は人を狂わせる…なんと哀れ…。

人間2:うるせぇよクソジジイ!!俺が正義だ!強い俺が!逆らう奴らは皆破壊!!俺以外は全て悪者!!俺以外の生物は全て魔物だ!俺以外の生物は得体の知れない怪物だ!たった一人で悪者と戦う俺は勇気ある者、勇者!!お前は俺に歯向かう者!!さしずめ魔物の代表…魔物の王!そうだ…あのクソガキ…マオウとか言ったな?喜べジジイ!愛する孫と同じ名で呼んでやる!お前は魔王だ!!

じいちゃん:…貴様にとっては魔王か…それも良かろう…じゃがのぉ…いくら貴様が自分で勇者と名乗ろうがそれは、ただ、破壊剣エクスカリバーの力を借りた…いわば虎の威を借る狐じゃ…勇気ある者のやることではないわい…。

人間2:ハン!破壊剣エクスカリバーを借りた?馬鹿が!!もうこのエクスカリバーは俺の物!!破壊神ゴセキの破壊剣エクスカリバーではない!!この俺、勇者の剣、エクスカリバーだー!!!!!

じいちゃん:…マオウ…見守っておくれ…じいちゃん…マオウが泣かずにすむ世界を創るからのぉ…。

人間2:いくぜー!!

じいちゃん:来い!!偽りの勇者よ!!

 

 

 

 

 

戦いは三日三晩続いた…。

勝負は相討ちだった…。

エクスカリバーで気が狂った偽りの勇者は…神々と天使の祝福を受けた最後の子であるじいちゃんをエクスカリバーで破壊した後、自らをもその強大な力で破壊した…。

マガツヒノカミの気配は消え去り、封印は守られた…。

生き残った人間達は復興に努めた…。

人間以外の生物達は、人間達への不信感を捨てられず、人間達と袂を分かつことになった…。

人間達もまた、自分達人間と異なる存在である人間以外の生物を、魔物やモンスターと称し、敵対していくこととなる…。

大天使マリウスは破壊剣エクスカリバーが二度と邪悪な者に触れられぬよう、エクスカリバーが本当の勇気ある者を選べるように祈りを込めた…。

じいちゃんは破壊される前にこう祈った…。

 

じいちゃん:マオウ…隅の方でうずくまって泣いて…そうか…お前はずっと…泣いていたのじゃなぁ…生まれ変わったら…黒幕に…なりたい…マオウが泣かずにいられる世界のストーリーを…。例え人から悪者と…魔王と呼ばれようとも…。泣くな…マオウ…じいちゃんが…ずっと、ずっと、ずぅっと…優しいお前が笑顔でいられる世界を…支えるからのぉ…。

 

 

 

 

 

 

神々は…人が魔王と呼ぶ存在を、感謝を込め、粛清者(調停者)と定めた…。

魔王は世界のバランスが邪悪に傾くと現れ、勇者により倒されると、世界は平和になる…。

魔王は何度も何度も生まれ変わり…世界のバランスを支えることとなった…。

破壊神ゴセキの生まれ変わり…魔法使いチーゴーが、目の前に現れるまでは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは私の実体験も混ぜ混ぜしている。

何かを創り出さなければ、あの出来事は何も生らずただ消えるだけのような気がして…。

決して復讐のためではない。

 

 

 

 

偽りの勇者の破壊衝動は周りの存在を破壊し尽くしても消えず、とうとう自分をも破壊した…。2023/06/12、なぜ偽りの勇者が自分を破壊したのか、解った。

 

 

2023/06/14、なぜ、勇者達は、神のご加護などがあるにも関わらず、使うのは神の力ではなく『魔法』なのかわかった。

破壊剣を持つ偽りの勇者に、神力を破壊されたから…。なぜ魔法を使うことに疑問を持たなかったのか…それは、長い歴史による忘却と…価値観の破壊。

 

いわゆる正義がいわゆる善とは限らない…。