トゥルー:何やら騒がしいですね。
剛︰うーん…何か騒いでんなぁ…。
光一︰ホンマあいつらは落ち着きないなぁ…。
ト:元気だなー!
ハ:元気だね!
長瀬︰元気なのは良い事だ!
カ:いや…一国の主なんだから、もうちょい落ち着きもいるんじゃないか?
トゥルー:まぁ…何でも良いですが…。…あの王族…。
剛︰ん?
トゥルー:いえ…何でもありません…。
王族平野:ん!?ねぇ!あのドラゴンさぁ!龍の神、アルバストゥルアイズサフェードドラゴンだよね!?
SPマツオ︰そうです!龍の神です!
SPワダ︰あの伝説の龍の神です!
SPハヤシ:龍の神に、魔法相談所の方々は乗ってこられるのですか?
王族岸:わ、わかんない!
SPナカムラ:ど、どうしましょう!!
王族髙橋:ねぇねぇ!よく見たら、背中に剛くんやトーマくん達が乗ってるよ!
王族岸:え!?あ!ホントだ!
王族岩橋:もぉ~!岸くんよく見てよー!
王族岸:ゴメンゴメン!いわげん!!
王族神宮寺:依頼してた調査が終わって、報告しに来てくれたのかな?
王族岸:あ!そうそう!!剛くん、そう言ってた!
王族平野:もぉ~!それを先に言ってよー!
王族岸:ゴメン!わりい!いやさぁ!だってさぁ!龍の神じゃん!マジでびっくりした!
王族平野:まぁ確かにびっくりしたよな!
王族永瀬:まぁなぁ!ホンマにマジでびっくりしたわ!
王族岩橋:びっくりしたよね!
王族髙橋:ホント!びっくり!!
王族神宮寺:なぁ…なんかさぁ…この部屋のバルコニーに飛んで来てない?
王族達:え?
王族岸:…急いで退避ーーー!!!!!
王族達:ギャーーー!!!
SP達:衝撃をなるべく抑えるぞ!
▶防御魔法
(ドーーーン!!!)
王族達:わーーーーー!!!
SP達:ふぅ…お城が壊れずに済んだ…。
王族達:助かった~!ありがとう!
光一︰はぁ…よっこいしょ〜。
剛︰はぁ…長旅ご苦労さん…。
長瀬︰こんばんは〜!おじゃましま~す!
ト:ヨ!王族達♪ひっさしぶり~!
ハ:こんばんは〜。久しぶりだね〜。
カ:おいコラ、いつまで床に転げてるんだ?せっかく依頼された調査の結果を報告しに来てやったんだから、きっちりもてなせよ?
王族岸:あ、はい…!
トゥルー:…ここはドラゴンの姿のままだと手狭ですね。人の姿になります。
(トゥルーは人間の姿になった。)
王族髙橋:うわ!超イケメン!!
王族岸:人間になったぁ!
王族岩橋:伝説の通りだ!!
王族平野:王家に伝わる肖像画と同じだ!
王族神宮寺:うわぁ…マジで龍の神降臨したんだ…!
王族岩橋:凄いね!!今日、伝説の日になるね!!
トゥルー:…似ている…彼の者に…そこの王族、名を…。
剛︰え?
光一︰なんや?
王族平野:え!?え!?俺ですか!?
トゥルー:そうだ。
王族平野:お、俺は…いや、私はこの龍を祀る王国の王族、平野紫耀です。
トゥルー:…良い名だ。
王族平野:え…あの…?
トゥルー:…お前は彼の者…私が共に過ごしたかつての王とよく似ている…。
王族平野:あ!よくみんなに言われます!王家に伝わる初代の王の肖像画見て、そっくりだなって!!
トゥルー:…本当によく似ている…まるで…彼の者が蘇ったかのようだ…。
王族平野:へ〜…。
トゥルー:ふふっ…そのぽかんとした表情もそっくりだ。…良かった…今は1人ではなく仲間を得たのだな…以前は1人で王国を創っていた…だが…今は違うのだな…良かった…。
王族平野:あ、あの…?えっと…お話がよくわからないんですけど…え、えっと…あの…!
トゥルー:ん?
王族平野:あ、貴方様が…アルバストゥルアイズサフェードドラゴン…私達が崇める、龍の神…なのですね?
トゥルー:…私の名はトゥルー…偉大なる魔法使い、チーゴー様より与えられし名だ。私は確かにアルバストゥルアイズサフェードドラゴンだ。だが神になった覚えはない。
王族岸:あ、あの!わ、私達が、というか、私達の御先祖様達が、か、勝手に貴方様を崇めて神と定めたんです!
王族髙橋:こ、こちらの勝手で、申し訳ありません!!
王族神宮寺:こ、これには訳があるんです!
王族永瀬:か、かつて、貴方様が、この王国を創る際に、多大な貢献をしてくださったと伝わっています!
トゥルー:別に何も…少し知恵や知識を貸しただけのこと…。
王族岩橋:いえ!そんなご謙遜を!!今の時代にも活かせる事なども伝えられています!王族並びに国民も、貴方様には大変感謝をしております!
王族平野:…過去に、この国の民が貴方様をどんなふうに扱ったかもある程度は伝えられています…。歴史の伝承は長い時を経ると、正確さが減少されていってしまいますが、貴方様が、この国を離れたのも致し方のないようなものだった事などは伝えられています…。
王族岸:許してほしいとは言いません!ですがどうか、この国の人間は、貴方様に感謝をしている事、謝りたいと思っている事を伝えさせてください!!
王族髙橋:私達の先祖が申し訳ありませんでした!!
王族神宮寺:本当に申し訳ありませんでした!!
王族永瀬:私共の先祖の身勝手な振る舞い、子孫として恥ずかしい!貴方様のような賢き龍の御力を我が物にしようとしたり、利用しようとしたり、争ったり…誠に申し訳ありません!!
王族:誠に申し訳ありませんでした!!
トゥルー:…。
King&Princeなら、直接自分達が悪いわけではない事でも、過去の人達の事でも、背負ってくれるんじゃないかと思った。