(世界の果てを目指すKinKi Kids)
剛:お前はホンマ馬鹿力やなぁ、光一。
光:え?何?も〜!コイツラうっとぉしいわぁ!
剛:…いや、お前そんな小蝿を手で払うみたいな感じで1メートルくらいあるデカいコウモリの群れをベシベシしていくなや。
光:しゃあないやんか!
剛:しっかし、ここ、世界の果てまで行くのに通り抜けなアカン森とはいえ、出来たら通りたくないなぁ。
光:せやなぁ…なんかここ、アンチマジックエリアとまではいかんけど、魔法、使いにくい感じやなぁ。
剛:魔法ちゃんと使えたら飛んで行くんやけどなぁ~。
光:せめてもうちょいモンスターが寄ってけぇへんかったらえぇんやけどなぁ。ん?なんか聞こえへん?
剛:…なんか聞こえんなぁ。…誰か歌ってる?
光:せやなぁ…歌ってるよなぁ…。
剛:こんなモンスターいっぱいの森の中でのん気に歌ってるて、なかなか凄いな~。
光:めっちゃ強い人なんかもしれん。ちょっと見に行こうや。
剛:せやな。
?:♪〜♫~♬〜。
剛:あ、いた。あの人ちゃうん?
光:せやな、なんか歌ってるなぁ。あ!見てみ!あの人の周りにモンスターいるけど、みんな気持ち良さそうに寝てるで!
剛:ほんまやなぁ。
光:なぁなぁ!あの人仲間になってくれへんかなぁ?そしたらさぁ、モンスター大丈夫ちゃうん!?
剛:せやなぁ…でも仲間になってくれるかな?
光:まずはちょっと声かけてみよ!すいませ〜ん…。
?:!!
光:あ、すいません、僕ら怪しい者ではないんですけど…。
剛:お兄さん凄いですね、周りのモンスターみんな寝てますやん。
?:あぁ!大したことじゃないッスよ!俺は吟遊詩人なんで、歌に乗せて魔法を使ってるだけッスよ!
剛:いやいや、凄いですよ、ここ魔法が使いにくい所やのに。
光:しかもやっぱり歌が上手いですね!
?:ありがとうございます!
光:すいません、それでなんですけどね、実は僕ら、この森を通り抜けたいんですけど、モンスターが沢山いるじゃないですか。いちいち戦うのも手間やし、お兄さんの歌の力を貸してもらいたくて…。
剛:もし良かったら、僕らの仲間になってくれませんか?
?:あぁ、いいッスよ!
KinKi Kids:え!良いんですか?
?:いいッス!いいッス!
KinKi Kids:やったー!
光:俺は堂本光一。
剛:俺は堂本剛。
?:同じ苗字なんスね!俺はさすらいの吟遊詩人、長瀬智也!よろしく!!楽しい旅にしましょうね!