ト:レッツ・ライド・オン♬
ハ:わ~い!
カ:なかなかの乗り心地だな!
トゥ:ではエデンへの扉まで飛ぶぞ!
ト:うぅ~お!はっえー!!
ハ:お、落ちないようにしないとー!
カ:しっかりつかまれ!風圧がすげえな!風の魔法で防御するぜ!
▶風の魔法
ハ:ふぅ、助かったよカザポン!ありがとう!
ト:ありがとな!
カ:別にいいってことよ!
トゥ:…一つ…伝えてもいいか?
ト:え?
トゥ:かつて…魔王が現れた際、私はあるモノを見たのだ…。
ハ:何?
トゥ:…空に、巨大な目を見たのだ…。
カ:目?
トゥ:…まるで、蛇の片目のような…うっすらと開いた気がしたが、魔王が、争う人間達を攻撃し、静かになると、また目を閉じ、その目は消えたのだ…。
ハ:空に巨大な片目…?
ト:…なんだろ?
カ:…人間の悪の魂が膨れ上がると魔王が現れ、そして目が現れた。魔王が人間の魂を鎮めると目は消えた…ってことか?
トゥ:…以前は私も何がなんだかわからなかった。私も見たのはそのただ一度きりだ。チーゴー様達から魔王の話を聞き、お前達からも話を聞き、もしかしたら何か関係あるのかもしれぬと思い、話してみたが…やはり何かがあるのだな…。
カ:俺様達は、龍を祀る王国から、世界のバグについての調査を依頼された。魔王はあちらの勇者達の仲間になった。もう、新たなストーリーが始まったんだ。勇者が魔王を倒してめでたしめでたしな世界じゃねぇんだ。
ト:…神様達に聞かなきゃな。俺達は、これからどうしたらいいか。俺達は何の役を果たさなきゃいけないのか。
カ:フッ…ようやく勇者らしい顔になってきたな、トーマ!
ト:えー!俺今までは勇者っぽくなかったの!?
カ:まぁな!今までは平和ボケしたみてぇなマヌケヅラだったからな!
ハ:ハハ!
ト:うーわ!ひっでぇ!ハセジュンまで!まぁいいや!じゃ!みんな、改めて、俺と一緒に冒険してくれな!
カ:ハンッ、今更!
ハ:どこまでも付いていくよ、トーマ!
ト:おっしゃー!じゃあ改めて!行くぜー!
ハ:オー!
カ:仕方ねぇな!
ト:へへへ!ありがとな!!
トゥ:ではさらにとばすぞ!
ト、ハ、カ:オー!!!