誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記#11

(寝室)
亀:布団ふかふかだなぁ…。気持ちいい…。…みんなに迷惑掛けちゃったな…こんなんでやってけるのかな…木村船長が囚われた時も…助けてくれたのはA.B.C-Zのみんなだったし…幻影の迷宮の時も…俺、何にも出来なかった…木村船長みたいにみんなの事…助けられなかった…。

(食堂)
上:何にしろ、今回亀が休めるのは良かったのかもな。
中:二宮くんのおかげだな。
ニノ:え?
中:二宮くんが気づいてくれなかったら、亀たぶんずっと無理してたでしょうし。ありがとうございます。
上:俺からもお礼言わせてください。ありがとうございました!
ニノ:いやいや、大したことしてないよ!
櫻:ニノは、何でもこなせる実力や器用さもあるけど、発想力も凄いし、周りをよく見ているからね。俺達も沢山助けられてるんだ。
ニノ:いやいや、そんなことないよ!器用って言っても大したもんじゃないしさ!俺、翔ちゃんにも沢山助けられてるしね!
櫻:いやいや!
ニノ:嵐のみんなで冒険してた時も、翔ちゃんの他の誰にもない第5の属性の魔法だったり、知識だったり、優しいとこに沢山助けられてるし!
櫻:いやいや、俺はニノみたいに4つの属性魔法を器用に使いこなしたり出来ないしさ!
ニノ:いやいやいや…!
ポ:二人共、褒め合ってて仲良いキュイ!
上:何かレベル高ぇ話してましたよね!アニキ、何スか第5の属性って?
中:二宮くんもヤバいですよね!4つの属性魔法を使いこなしてるって!「地」「水」「風」「火」全部ってことですよね?
ニノ:いやいや、魔法って元を辿れば1つの力…魔力だし、コツさえ掴めば大したことないよ?凄いのは翔ちゃんだよ!
櫻:いやいやいや…俺のはたまたまあるだけだし!
上:詳しく教えてほしいっス!!
ニノ:あのね、翔ちゃんの第5の属性は、「空(くう)」なんだ。
上:「空」?
中:聞いたこともないッスね。第5の属性が存在することも初めて知りました!
櫻:言っても俺も使いこなせてるわけじゃないんだ。魔法大学にも「空」に関しての書物はほとんどないしね。
上:どんな属性なんですか?
櫻:今わかっていることは、魔法で真空にすることなんだ。
上:真空?
ニノ:凄いよね!
櫻:ただ、凄く危険なんだよね。
中:と言うと?
櫻:例えば、宇宙空間で宇宙服なしだと、組織内の水分が急激に蒸発することで体が膨張する苦しみや、腸内の空気が膨張することによる心臓や横隔膜の圧迫、減圧症などを引き起こし、加えて、肺から急激に空気が抜けることにより、肺や気道の組織に損傷が生じる可能性もあるそうなんだ。
上:さすがアニキ、頭イイっス!
中:上田、あんまりわかってなかっただろ。
上:アニキがすげーのは更にわかったぜ!
中:確かに危険ですね。迂闊に使っちゃったら…。
櫻:俺自身、まだこの力がどれ位の魔力でどれ位の範囲で発揮されるのかとか、どれ位影響があるのかわからないんだ。嵐のみんなと冒険していた時も、咄嗟に使ったりしたけど、なんせ空気は目に見えないからね。とりあえず魔力を向けた方角は真空になるのはわかるけど、魔法を止めても真空時間は解除されたのかとかもわからないしね。
ニノ:敵はもちろん全滅だったし、わかんないよね。俺達も、翔ちゃんが「空」を使う時はなるべく離れてたよね。
櫻:強い魔法なんだけど、諸刃の剣だよね。魔王軍との戦いでは、俺の力を知らない人達も沢山いたし、巻き添えになるのは怖いし、使えなかったなぁ。いつも使った後は、ニノに魔力の跡を視てもらったりしたよね。
中:へー!
櫻:ニノは、ちゃんとした鑑定士のジョブとか持ってないんだけど、それでも凄いんだよ!
中:二宮くんマジすごいッスね!
ニノ:いやいや、目に魔力を集中したらある程度は視えるからね。
中:器用ですよね!イイなー!
ニノ:中丸くんも器用じゃん。
中:いやいやそんなことないですよ。二宮くんみたいに4つの属性の魔法とか使いたいですもん!
ニノ:中丸くんさぁ、自分に良いところいっぱいあるんだからさぁ、そこ伸ばせばいいと思うよ?俺の真似じゃなくてさ。
中:俺の良いところですか?
ニノ:そうだよ。
中:良いところ…どこですかね?
ニノ:…中丸くんってさ、他人からの悪意とかみたいなマイナスの感情とかには敏感だけど、好意とかさ、プラスの感情とかには鈍感なのかもね。
中:そうですか?
ニノ:うん。そう。何だろ、自分に厳しいのかな?
上:中丸、確かに鈍感なとこありますよ。
中:そうかぁ?
ニノ:う〜ん、俺の真似じゃなくて、自分の好きなものとかから広げてもいいのかも。中丸くんだけの良いところ、あるよ。
中:俺だけの…。
櫻:例えばさ、俺の知り合いに、魔法の小説家がいてね。加藤シゲアキっていうんだけど、加藤はね、自分の書いた魔法の文字が、本から浮かび上がってそれが魔法陣になって、小説を具現化できるんだけど、その魔法でお菓子の国を創ったからね。
中:え!あのお菓子の国って、国ごと魔法で創られてるんですか!?いや魔法は確かに使われてるんだろうけど、たった1人の魔法でですか!?
櫻:そうだよ。中丸だって、きっと出来るよ。
上:すげーな! 
中:いやー…ムリでしょ…。
櫻:お菓子の国を創ったのはね、加藤の仲間の小山って子がね、お菓子が好きだからなんだって。お菓子の国に住めたらいいなって夢を叶えるためだったんだって。だからさ、中丸だってさ、亀梨や上田のこと、ちゃんと想ってるじゃん。だから大丈夫だよ。自分の力でさ、人を幸せに出来るよ!