誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記#12

(寝室)
亀:俺って…ダメだなぁ…。俺にもっと…力があればなぁ…。ダメだ…色々考えなきゃいけないこと…いっぱい…あるのに…眠い…Zzz…。

(?)
?:お前さぁ…結構な闇の気配がするけど、生きてる人間なの?
亀:ん…何…?ギャ!!え!?ゾンビ!?ここ何!?暗いし何か…高い黒い山とか雷鳴ってるし、何ここ!?絵本とかで見る地獄みたい!!
?:地獄?あぁ、人間が思い描いた死後の世界のやつか。ここはそれじゃない。闇の世界。
亀:は?何それ!?
?:ん〜…見たところ、お前人間だよな?しかもまだ生きてるよな?
亀:当たり前だろ!?死んでねぇよ!
?:たまにいるとは聞いてたけど、マジでいるんだなぁ、生きたままこっちに来る人間。
亀:え?なぁ、マジで何の話?あ、そっか、夢だわ!だって、二宮さんの用意してくれた布団で寝たし!
?:夢じゃねぇわ。全て現実だわ。
亀:いやいや、夢じゃなかったら何なんよここ。
?:だからさっきから言ってんじゃん。闇の世界。普通、人間は死んだやつしか来ねぇの!
亀:え、俺いつの間にか死んでたの?
?:死んでねぇんだろ?
亀:何かわけわかんないわ。
?:俺も知らん。変なやつだなぁ…なぁ、お前名前は?
亀:亀梨和也。お前は?
?:俺はコーキ。見ての通りゾンビ。ず〜っと昔、光の世界からこっちの世界に来た。
亀:ふーん…コーキか。何か、色々と教えてくれてありがとう。
コ:亀って呼んでいい?
亀:いいよ。
コ:お前さぁ、話まとめると、寝てる間に闇の世界に来たんだな。
亀:みたいだな。
コ:ふーん…ホントに変なやつだなぁ。生きてる人間のくせに闇の気配が強いしさぁ。
亀:闇の気配?
コ:何かマイナスエネルギーっての?そんな感じ。
亀:マイナスエネルギー…。
コ:何か悩みとか恨みでもあんの?
亀:恨みはないけど…悩みはあるかな。
コ:悩みねぇ…どんなん?
亀:…俺ね、弱いんだぁ。
コ:人間は誰でも弱いだろ。
亀:いや、強い人いっぱいいるよ。俺の憧れの人とかさ、魔王に魔法で勝ってた魔法使いとかさ、強い人いっぱいいる。俺、弱い。憧れの人や仲間を助けられなかったの。助けてくれたのは違う人達。
コ:魔王に勝った魔法使い?勇者じゃなくて?
亀:そう!魔法使い!
コ:人間の時代は変わってんだなぁ!光の世界ではそんなことになってたんだな!
亀:すごいっしょ!俺も初めてだ!一緒に戦ったんだけどさ、強過ぎてさ!次元が違うの!
コ:ふーん…なるほどね、魔王と戦ったからか。やたら強い闇の気配がするのは。魔王の気にアテられちまったんだな。
亀:あ、そんな感じのこと言われた。
コ:魔王か〜!じゃあしょうがねぇか!お前自身の悩みっつうマイナスエネルギーに闇の気配がプラスされて生きたままこっちに来るぐらいになっちまったんだなぁ!
亀:どうしたらいいの?元の世界に戻らないと!
コ:ん?なんで戻んの?
亀:え!?何でって…。
コ:わりとここ、居心地イイぜ?気楽〜にテキト〜にしてても皆割と死んだやつばっかだから、何してももう死なねぇからさ、わりぃ事しても大目に見てもらえるしさ!
亀:気楽にテキトーはダメでしょ。とにかく俺、元の世界に帰らなきゃ!仲間がいるんだ!一緒に旅する為に、帰らなきゃ!
コ:…お前さぁ、それってさぁ、お前がしたいことなの?帰らなきゃなの?帰りたいじゃなくて?
亀:ハッ…!