誇り高きカンサイ人

思いつくまま、時には考えながら…言いたいことを普段言えない性格なのでブログで匿名で思う存分書いてみよう的な…。

KAT-TUN海賊記 🏛14

カ︰魔王誕生…か。

ハ:カザポンにとっては…きっと…魔王は誰よりも特別な存在だよね…。

カ:…さぁ…どうだかな…。

ト:見に行けばきっと…わかるよな。

ヤラ︰では行こう。時は、マガツヒノカミ封印より50年後…だ。

 

(人間の里)

 

光︰あれ?エデンとちゃうで?

ヤラ︰神々はあの後、マガツヒノカミから嫉妬を植え付けられた人間達が、マガツヒノカミの呪いを受けたショーリの傍にいると、呪いの力が増大する危険があるのではと考え、人間をエデンから離すことにしたんだ。

光:なるほどなぁ…。

長瀬︰ちょっとさぁ、ふと思ったんだけどさぁ…神々の傍にいなくて、人間は大丈夫なの?

カ︰人間達はもう、自分達だけで増えていくぐらいには安定した存在までになっていたと言っていたぞ。

長瀬︰まぁそっかぁ!今の俺達だってそうだもんなぁ!!

カ︰それに、人間達には、破壊神ゴセキから、エクスカリバーを預けられていたからな。守り刀としては最高最強だろう。

ト:勇者の剣エクスカリバー…か…。

ヤラ︰…。

 

人間1:じいちゃ〜ん!

じいちゃん:おぉ…どうした?

人間1:山で果物を見つけたんだ〜!一緒に食べようよ!

じいちゃん:ありがとうねぇ…。

人間1:へへ!大丈夫!!

じいちゃん:お前は本当に優しい子じゃなぁ…。

人間1:へへ!!

じいちゃん:さぁ…食べようか…。

人間2︰オラー!食べ物を寄越せー!

人間3:ジジイ!ガキ!!食べ物を寄越せー!!

じいちゃん:な、なんじゃ!お前らは!?お前達の分の食べ物は神々が創られた大地や海より与えられているはずじゃろう!?

人間4:はん!そんなんで足りるかよ!!

人間3︰海や山に採りに行くのも面倒くせぇからな!それに危険だしよぉ!!

人間4:そこで、考えたのよ!食べ物は持ってるやつから奪えば良いんだってなぁ!!

人間2:大人しく食べ物を寄越せ!さもないと痛い目に遭うぜ?ヒャハハハ!!

じいちゃん:…災厄の神マガツヒノカミの影響か…?悪しき魂が膨れ上がっているのか…?

人間1:…あしき…たましい…?

人間4:ごちゃごちゃ言ってねぇで食べ物を寄越せ!

じいちゃん:これは、この子が採ってきてくれたものじゃ!

人間3︰うるせぇ!!

じいちゃん:うわぁ!!

 

(食べ物は奪われてしまった)

 

人間1:うわ〜ん!じいちゃ〜ん!

じいちゃん:すまんのぉ…せっかく採ってきてくれたのに…。

人間1:うわ〜ん!うわ〜ん!あいつらひどいよ〜!じいちゃんと一緒に食べようと思ってたのに〜!うわ〜ん!お腹すいたよ〜!!

じいちゃん:よしよし泣くな、泣くな…わしの可愛い孫、マオウよ…泣くな、泣くな…。

マオウ:うっ…うっ…じいちゃん…どうして、神様は、ヒック…人間を、追い出したの?エデンにいればこんなひどいこと、無かったんでしょ?

じいちゃん:仕方あるまい…我々人間は、罪を背負っているのだ…災厄の神マガツヒノカミの言葉を…嫉妬を覚えてしまった我々は罪深い…。後でワシが冬に備えて蓄えておいた食べ物をやろう…な?

マオウ︰うん…ありがとう…じいちゃん…。

 

(次の日も、また次の日も、またその次の日も食べ物は奪われていった…。)

 

じいちゃん:またか…しかも今度は冬に備えて蓄えていた食べ物まで…。もう許すまじ…!

マオウ︰すやすや…。

じいちゃん:まだ幼いマオウをこれ以上ツラい目に遭わせたくはない…どうにかせねば…。おやすみ、マオウ…朝には戻る。話をしてくるよ…。

 

(じいちゃんは朝になっても戻らなかった)

 

マオウ︰じいちゃーん!じいちゃん!どこだよー!じいちゃーん!!

 

 

 

KAT-TUN海賊記 🏛13

カ:スゲェ…じゃあ、勇者シーハのパーティーには、破壊神の生まれ変わりがいるんだな…!

光一︰そりゃあ、魔王より強いわけや…!めちゃくちゃ圧倒的やったもん!!

剛︰…え?待って?ほななんで、魔法使いチーゴーは、エクスカリバーを燃やし尽くしたん?

光一︰あ、ほんまや…。なんでやろ?

ヤラ︰それについては、勇者シーハのパーティーにいる武闘家チャン・ツカの守護天使をしている、萌えの守護天使MI☆YA☆TAからの情報によると、その時には破壊神の時だった記憶はあまり無かったらしい…。だからたまたま燃やし尽くしたそうだ。

長瀬︰…説明大変だったね。ありがとね。

ヤラ︰いや…気遣いありがとう…。時の番人は、長い歴史を説明する役割もあるから当然のことだ…。

ハ:守護天使からの情報なら確かだね!

ヤラ︰そうだな。あいつは先日、魔王と武闘家チャン・ツカ達とコミケに行って、その時に色々話を聞いたそうだ。

剛︰魔王、コミケとか行ってんの…?www

ト:いいなぁ!!

ヤラ︰魔王はそこで、人間は面白いものを創れるんだと感動したらしい…。今まで人間の悪い面ばかり見てきた魔王には新鮮だったようだな。

ト:へぇ~!

ハ:ところでさぁ…魔王って…一体…どういう存在なんだろ?

ト:そうだよな。今までは、ただ単に悪いやつ!って感じにしか思ってなかったもんな!

ヤラ︰今から、魔王誕生の時へ行く。見てみるといい。

 

KAT-TUN海賊記 🏛12

光一︰むっちゃイカしてんやな〜!破壊神ゴセキ!

剛︰動きめちゃくちゃ速かったなー!!

長瀬︰カッコよかったー!!

ト:強いなー!!

カ:スゲェ…!

ハ:あんなに強いのに、自分が至らないなんて…!謙虚だよね!それですぐ生まれ変わるのを実践するって凄いね!!

光一:あんなに強い破壊神が転生したらどないなってるんやろなぁ!!

剛︰…なぁ、1個聞いていい?破壊神ゴセキの破壊剣エクスカリバーが、勇者の剣として受け継がれたわけなん?

ヤラ︰そうだ。

光一︰え!?あれでも、確か…。

ト:エクスカリバーは魔法使いチーゴーが勇者シーハと炎の魔法剣をやろうとして、燃やし尽くしたって…。

カ:無敵の剣、エクスカリバーを燃やし尽くせるなんてことは普通不可能だ…!

長瀬︰…ってことは…!?

ヤラ︰そう…魔法使いチーゴー…彼こそが破壊神ゴセキの生まれ変わりだ!!!!!

KAT-TUN海賊記 🏛11

ショーリ:マガツヒノカミ…な、なんで…燃えてる…!

マリウス:ショーリ…マガツヒノカミはショーリに取り憑いて、この光の世界の生物達を食べようとしたんだ。そして闇の世界の破壊神ゴセキが助けに来てくれたんだよ!

ショーリ:え…なんで…どうして…?マガツヒノカミ…友達じゃないか…。

マリウス:え!?友達!?

ショーリ:そうだよ…秘密の友達…まだ小さかった頃に、秘密の友達になってって…。

マリウス:え!?

マガ:熱い!!熱いー!!!ショーリ!!助けてくれ!!!!許してくれ!!もうしないから!!!頼む!!!

ミフル:黙れ!!

ショーリ:や、止めてあげて、みんな…お願いだ…マガツヒノカミが、こう言ってるんだ…話を聞いてやろうよ!な、何か理由があるのかもしれない…。

ポセイドン:…。

ソウ:…。

ゴセキ:…。

ミフル:…幸いまだ大きな被害は出ていない。ショーリに免じて。今回だけだぞ、マガツヒノカミ。

マガ:はぁ…はぁ…はぁ…おぉ…ショーリ…友よ…。すまない…ショーリ…もう二度としない…。

ショーリ:マガツヒノカミ…もう二度とこんなことしないなら…。

マガ:あぁ…わかってるよ、ショーリ…。

マリウス:!!ショーリ!!近づいちゃダメだ!!!

 

(ガブッ!!!)

 

ショーリ:え…?

マガ:フハ!フハハハハ!!漲る!!さすがはショーリ!!創造神達の祝福を一番与えられている、最初の創造物よ!!ダメージが回復…いや、パワーアップまで!!

ミフル:マガツヒノカミー!!!

ポセイドン:騙したな!

ソウ:ひどい!!

マリウス:何ということを!!

マガ:なんでこんなことをしたか知りたかったんだよな?ショーリ。お前だよ…お前のせいだよ、ショーリ!私は災厄の神…決して望まれはしない存在…なのに貴様は愛され、望まれ、祝福され…!不公平だとは思わないか?

ゴセキ:人間と同じことを言うんだな。

マガ:当たり前だ。人間にこの感情…「嫉妬」を教えたのはこの私だ!!教えた「嫉妬」は不安を呼び、恐怖や絶望を生み出してくれた…人間からもはや消え去ることはない!!ショーリ…光の世界で祝福を与えられしショーリ…闇の世界の災厄の神…マガツヒノカミからも贈り物だ…今お前に呪いをプレゼントした!死の呪いだ!!どうせ私は助からない…破壊神ゴセキが現れたのだ…私が死ねばお前も死ぬ!私が死ななくてもお前は死ぬ!!あぁ…羨ましかったよ…ショーリ…。フハ、フハ、フハハハハ!!フハハハハ…ガハ!!

 

(マガツヒノカミの身体がエクスカリバーに貫かれた)

 

ゴセキ:お喋りはそこまでだ、マガツヒノカミ。チッ…厄介な呪いを贈りやがって!せいぜいアレだな、死の呪いを破壊し眠る呪いにするのが精々だな。大天使よ、噛まれた傷を治してやれ。

マリウス:は、はい!

ゴセキ:全く…どうしたものか…とりあえずこいつも眠らせて封印だな。眠らせていても何かしら影響力があるだろうから、光の世界に置いておくわけにもいかないし、かと言って闇の世界にも置いておくわけにはいかないし…。えっと…そうだな、光の世界と闇の世界の狭間にでもぶち込んでおくか!

ミフル:…ショーリは…どうしたら…?

ゴセキ:…どうやったらマガツヒノカミの呪いが解けるかわからない。いつになるかわからないが、呪いが解け、目覚めるまで守ってやれ。

ソウ:…ショーリ…グス…。

マリウス:グス…グス…。

ポセイドン:…ショーリ…ショーリ…起きて…ほら、前に言ってたろ?可愛く話すから…起きて…起きてキュイ…ショーリ…。

ゴセキ:じゃあな。

ミフル:あ、ありがとう…ございました…助けに来て頂いて…。

ゴセキ:…すまない、力不足だった。

ソウ:いえ!そんなこと…!!

マリウス:貴方様が来てくださらなければ、もっと、被害は甚大だったことでしょう!

ポセイドン:そうです!もしかしたら、光の世界そのものが食べられていたかもしれません!!

ミフル:破壊神ゴセキよ…どうか御自分を責めないで…責任は我らにあります。

ゴセキ:…いや、何にしろ力不足だ。マガツヒノカミに遅れを取った。光の世界の神達よ、私はさらに強くなる為生まれ変わることにした!いつになるかわからないが転生した時、また会おう!

神達:えー!!?

ゴセキ:また会う日まで、エクスカリバーはお前達に預ける。

ミフル:…破壊神ゴセキよ…私達は創造神…破壊の剣は使えません…。

ゴセキ:そうか!なるほど!では人間達に預けよう!先程反省していたようだからな!キチンと使え!

人間:えー!!?

ゴセキ:ではまたな!

ミフル:…消えてしまわれた…。

ポセイドン:マジカッコよすぎキュイ…。

ソウ:あっという間だったね…。

マリウス:とりあえずキチンとショーリを守ろう。

 

 

KAT-TUN海賊記 🏛10

(ザクッ!!!)

マガ:!?

ミフル:!!あれは!!全てを破壊する最強の剣、エクスカリバー!!

ポセイドン:マァジ!?破壊神ゴセキの剣、破壊剣エクスカリバー!?

ソウ:破壊神ゴセキが自らの破壊の力を込めて創られたという剣…!!わぁ!初めて見たぁ!!カッコイイ!!

マダ:な!?き、き、貴様ー!!

ゴセキ:反応が遅いな、マガツヒノカミ。お前と最初の人間ショーリの繋がりは破壊した。

ショーリ:う…うん…?

マダ:おのれー!!ゴセキー!!

マリウス:ショーリ!!

マガ:!?

(マリウスはショーリを抱きかかえた)

マリウス:ショーリ、こちらへ!もう大丈夫だよ!

ショーリ:…マ…マリ…ウ…ス…。

マリウス:あぁ…なんて酷い傷…背中の傷は僕が治すね。

▶大天使の癒し

(ショーリの傷は癒やされた)

ショーリ:…ん…ふぁ…ありがとう…マリウス…。

マリウス:あぁ…良かった…ショーリ…まだ無理して動いちゃダメだよ。

マダ:クッソー!!

ミフル:もう遠慮はしないぞ!!

ポセイドン:存分に暴れていいぞ、ミフル!俺とソウでショーリや他の生物達は守る!

▶海による護り

ソウ:任せてよ!

▶大地による護り

ミフル:災厄の神、マガツヒノカミよ。光の世界での暴挙、許すわけにはいかない!

▶太陽の光

マガ:ぐあぁぁあぁぁ!!!!!!熱い!熱いーーー!!!!! 

ゴセキ:ヒュウ♪やるね~♬

ショーリ:う…あ…マガツヒノカミ…どうして…?

マリウス:え…?ショーリ…?どうして、マガツヒノカミを知ってるの?

 

 

 

 

 

KAT-TUN海賊記 🏛9

マガ:…チィッ!

マリウス:…誰?

ミフル:そういえば大天使であるマリウスは、会えたことなかったよね。あの方は、闇の世界の最高位の神、破壊神ゴセキだ。世界創造には破壊と創造はセットでしょ?悪いものを破壊し、良いものを創るのが世界創造の流れだよね?あの方はその破壊を司る神なんだよ。

マリウス:へ〜!凄い神なんだね!

ポセイドン:こんな時にアレだけど、破壊神ゴセキ見れるなんてマジ鬼アツ!ヤバッ!!

ソウ:…破壊神ゴセキが一体どうしてここへ?

ゴセキ:久しいな、マガツヒノカミ。

マダ:おやおや…これはこれは闇の世界でも最強と謳われた破壊の神、ゴセキではありませんか。何の御用でしょうか?

ゴセキ:ハハハ。とぼけるなよ、マガツヒノカミ。全く…妙にお前の噂を聞かないなと思えば、まさか光の世界に来ていたとは…。

マガ:それがどうしました?破壊神ゴセキは、観光も許さない程ケチなのですか?

ゴセキ:お前は、この創造の光の世界のものを好き勝手に喰い荒らし、世界創造の大原則、破壊と創造の理を揺るがそうとしているんだぞ?放っておけるものかよ。

マガ:フフフ…破壊神ゴセキよ…今の私はこの世界で力を得ている…今も恐怖や絶望が私を強くしている。そして、創造の神達は私に手を出せない…クックック…それがどういう事かわかりますか?

ゴセキ:いや?わからないな。

マガ:フフフ…教えてやろう!この私が最強だということだ!!

 

 

 

KAT-TUN海賊記 🏛8

カ:う…過去のものなのに、影響されないはずのこちらにまで物凄い圧を感じる!

ハ:…邪悪な気配だね。

ヤラ:今から見るものが、現在にも大きく関わる存在だ。

長:凄いね…。

 

ミフル:誰だ!?

?:人間の嫉妬、恐怖、怒り…真に美味しい…。 

ショーリ:う…うわぁ…痛い!!背中が…熱い!!熱いよ!痛い!!

?:フフフ…ショーリを通して感じる、人間の恐怖や苦しみなどは私の力をより強くする…。

ショーリ:痛い!痛い!

ポセイドン:ショーリ!!

ショーリ:うわーーーーー!!!

?:フフフフフフ…。

ソウ:ショーリの…背中から…黒い大蛇が出てきた!!

ショーリ:(ガクッ)

マリウス:ショーリ!

ミフル:ショーリ…!よかった、気絶してるだけだ。

ソウ:でも…ショーリと蛇、まだ繋がってる…。

?:はぁ…恐怖や怒り…それらに染まる心がこんなに美味しいものだとは知らなかったよ。これ、ますます欲しくなったなぁ…。

人間:な、何だ!?こいつは!!

ミフル:…あ、貴方は…!

ポセイドン:闇の世界の災厄の神…マガツヒノカミ!!

マガ:おやおや、光の世界の神々よ…!博識ですね~。闇の世界でも私の存在を知る者は数少ないというのに…。フフフフフ…。

ソウ:どうして!?どうしてショーリの背中から!?

マガ:フフフ…そうですねぇ…最初は興味本位で見に来ただけでした。光の世界の創造神達が初めて創造する存在ですからねぇ…。ですが私は災厄の神…歓迎はされない存在…そこで不安定な存在であるショーリに取り憑き身を潜んで見ることにしたのですよ…。それがまぁこんなに美味しいものに出会えるとは!!最高ですよ!!もっと欲しい!もっともっともっとだ!!!

人間:ギャー!助けてー!

人間以外の生物:恐ろしい…!恐ろしい!!

マリウス:いけない!邪悪な…禍々しいオーラが…!このままでは人間やそれ以外の生物達が…!

ミフル:何て…強い…!

マガ:…そうだ。心だけでこんなに美味しいんだ…だったら、身体ごと、命ごと食べればもっと美味しいんじゃないかな?…ペロ。

ポセイドン:!!!?

ソウ:そ、そんなことしちゃ駄目だ!そうはさせない!

ミフル:マガツヒノカミ、いくら闇の世界の神とはいえ、我らのものにこれ以上危害を加えることは許さない!これ以上危害を加えるなら、私の太陽の力で燃やし尽くすしかないぞ!

マガ:フフフ…それは無理でしょう。

ポセイドン:何!?

マガ:だってそうでしょう?わかりませんか?私はショーリと繋がっている。彼が生まれたばかりの時から繋がっている…もはやショーリは私の一部…。私が死ねばショーリも死ぬということだ!

ミフル:!!?

ポセイドン:…ショーリが…死ぬ…!?

ソウ:そ、そんな…。

マリウス:ど、どうすれば…?

マガ:ふむふむ…ではこうしましょう?ショーリを生かす代わりに、人間やそれ以外の生物を毎年一定の数、生贄にしなさい。そうすればいいでしょう?もう人間やそれ以外の生物は自分達で増えることが出来るまでになっている。神達が放っておいてもさして問題はない。神達は罪悪感なく、ショーリだけを守り、私はそれ以外のものを増えては食べ、増えては食べ…。そうすればいい…。

人間:…神様達はショーリ様だけが大事だ…きっと我らは生贄になるんだ…。我らはショーリ様に酷いことを言った…。

人間以外の生物:我らも災厄の神にとってはただの贄なのだ…。恐ろしい…。

マガ:あぁ…絶望…何て…美味…。

ミフル:馬鹿なことを言うな!ショーリや他の人間や人間以外の生物も私達は愛しているのだよ!?

人間:神様…。

ポセイドン:だが…ショーリが…!

ソウ:ショーリ…ショーリ…。

マリウス:どうすればいいんだ?

?:ようやく見つけたぞ、マガツヒノカミ…。

 

 

 

 

投稿数555。

KAT-TUN海賊記 🏛7

ヤラ:月日は流れ、神々やショーリ、他の生物達は仲良く暮らしていた。だが…。

光:なんかがあったんやな。

ヤラ:…そうだ。あの激動の日…。

剛:それを見せたかったんやな。

ヤラ:そうだ。今からその時へ行く。

ト:…いよいよか…。

 

(ショーリが誕生して25年)

 

ミフル:ショーリももうすっかり大人だな。

ポセイドン:あの小さかったショーリが…。本当に信じられないな。

ソウ:ますます健やかに生きていってね。

マリウス:ショーリにさらに多くの祝福が訪れますように。

ショーリ:ありがとう、みんな!

 

 

人間:…神々よ、天使よ。我々にも祝福を…。

ミフル:え?

人間:ショーリ様は最初の人間であり、神々や天使にとっても、特別な存在であることは承知しております。ですが、我々もショーリ様と同じ人間です。ショーリ様ばかりが祝福を、というのは…。

ポセイドン:なんだ?何が言いたい?

ソウ:祝福が欲しいの?え?でも、みんなにも祝福は授けてるよ?

マリウス:うん、この間生まれた人間の子にも祝福を授けたばかりなのだが…。

人間:…我々は生まれた時に祝福を授かりますが、ショーリ様は何度も何度も祝福を授かっている…それは…不公平では?

ミフル:…不公平か…。

ポセイドン:お前達に生まれた時に授ける祝福は、一生健やかに過ごせるだけの力の強いものだ。不足はないはずだが?

人間:…それでも、狡いのです。ショーリ様だけ。ショーリ様は狡い。

ショーリ:え…?

ソウ:!!何てことを!!

マリウス:ショーリに対する不敬ですよ!

ミフル:…ショーリは我らが最初に創った存在…その存在は極めて不安定なのだ。初めて創ったからな。だから何度も祝福による補助が必要なのだ。

ポセイドン:我らの創造の精度も上がっている。お前達には誕生の際の祝福だけで十分だ。

人間以外の生物:そうだそうだ!人間達よ!何を言う!!十分ではないか!!

人間:神々よ、天使よ…そのような不安定な存在であるショーリ様より強い我らに祝福を…神々と天使の愛を…!

人間以外の生物:何てことを!!

人間:祝福を…我らにも祝福を…愛を…。

人間以外の生物:…駄目だ、話が通じない!我らと人は同じ言葉のはずなのに!

ショーリ:…一体どうしたんだ!?みんな、突然…!?

人間:突然!?気づかなかったのか!!長年の我らの苦しみを!フッ…まぁそうだろうな?何度も何度も神々や天使に祝福され、愛され、何も知らずに幸せに過ごしていたものな!?

ショーリ:え…?何を…?何を知らなかったというのだ?

人間:ショーリ様が神々や天使様に愛され過ごしているのを見て、我らが嫉妬に狂い、誰が神々や天使様の寵愛を受けるか争っていた事等知らぬわな!

ミフル:え…!?争っていた!?

人間:…神々や天使様は争いを好まない。だから敢えて争い等ないように隠していた。だが、もはやそれも限界だ。我らも祝福を…愛が欲しい。訴えなければ!

ポセイドン:…訴えられても変わらない…祝福は強大なものだ。過剰な祝福は命取りだ。

人間:…ショーリ様ばかり狡い…不安定な…弱い存在のくせに…我らと同じ人間なのに、狡い、狡い…最初に生まれたから何だというのだ!!狡い…そうだ…ショーリ様さえ居なければ、みんな平等なのだ…もうこんな苦しみを味わわなくて良いのだ…!

人間以外の生物:何を…何を言うのだ!ショーリ様、耳を傾ける必要はありません!

ショーリ:そんな…そんな…俺のせいで?

ミフル:ショーリ…!

ポセイドン:何という事を言うのだ!!

ソウ:そんな事言っちゃ駄目だよ!

マリウス:聞かないで!聞いちゃ駄目だ!ショーリ!!

ショーリ:う…うわ…うわぁ…うわぁーーー!!!!!

 

?:クスクスクス…人間とは…クスクス…面白いねぇ…クスクスクス…。人間の心は…私の大好物のようだ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ投稿日数ちょうど400だそうな。

KAT-TUN海賊記 🏛6

ソウ:大きくなったね、ショーリ!ん〜もう可愛い!大好きだよ!

マリウス:泣いてばかりの赤ちゃんだったショーリがもう歩けるようになって、言葉も話すようになったなんて!幸せだよ!

ポセイドン:成長してくれたのは良いけど、ホントに世話はめちゃくちゃ大変だったわ~。人間は神とは違ってお腹は空くし、すぐに話せないから何を訴えてるかわからないし…って!もー!今も尻尾を引っ張るし!いたずらっ子だなー!

ショーリ:キャッキャ!ポセイドンこわ〜い!もっと可愛く話してよ〜!キュイキュイ〜とかさ!

ポセイドン:この話し方が自分だから良いの!

ショーリ:ちぇ〜!アハハ!

ミフル:ショーリ、愛しいショーリ、愛しい日々…大切な大切なショーリといる時間はとても素晴らしい!本当に創ってよかった!そうだ!ショーリ以外の人間や、人間以外の存在も創ってみようよ!そうすればきっともっともっと楽しいよ!

ソウ:いいね!

マリウス:素晴らしい提案だよ、ミフル!

ポセイドン:ショーリも、きっともっと楽しく過ごせるだろうなぁ。

ソウ:ミフルやポセイドンみたいなカッコイイ存在も創ろうよ!

ショーリ:みんな仲良く、楽しく暮らせるといいなぁ!

 

ト:…人間以外にも、こうしてドラゴンや、色んな存在が創られたんだな…。

KAT-TUN海賊記 🏛5

剛:…すごい速さで過去を遡ってんねやな…。

光:凄いなぁ…周りに過去の映像っちゅうか…色んな時代の映像があるなぁ…。

長:凄いよね!

ヤラ:もうすぐ着くよ。

ト:いよいよか…。

カ:だな。

ハ:そうだね。

ヤラ:さぁ…着いたよ。

 

(創世記)

 

ミフル:なぁ…みんな、この世界に、私達以外の存在がいたら、面白いと思わないか?

ポセイドン:え?急に何を言い出すんだ、ミフル?

ソウ:フフ、またミフルの思いつきが始まった!

ミフル:もちろん、私達だけでも十分楽しいさ!でも、私達以外の存在がいたら、もっと色んな楽しみが生まれるんじゃないかな!?

マリウス:僕達以外の存在…どんな存在になるんだろう?

ミフル:それは創ってみないとわからないさ!

ソウ:確かに…この広い光の世界に僕達だけっていうのは、寂しいよね?光と闇の世界の間はなかなか行き来が難しいから、闇の世界の存在ともなかなか会えないしね…。

ポセイドン:光と闇の世界でもっと自由に行き来出来たら良いが、それは難しいな。世界が成り立つには光と闇のバランスが重要だからな。

マリウス:光と闇…陽と陰のバランス…世界の大原則だから、なかなかね…。

ソウ:ちょっと寂しいよね…。

ミフル:そうだろう!?だからさ!私達で創るんだよ!私達以外の存在を!!

ソウ:良いね!寂しくならなくなりそう!

マリウス:素敵な存在に会えるかもしれないね!

ポセイドン:全く…ミフルはいつも急だよな。

ミフル:そこが私の魅力だろ?

ポセイドン:ふぅ…仕方ないな、じゃあやってみるか!

 

剛:…ポセイドン、今と口調がちゃうな…。

光:ちょっとカッコつけた感じやな。今はキュイキュイ言ってんのに。

 

ミフル:じゃあみんな、力を貸してくれ!姿は…どうしようかな?私やポセイドンのように大きな存在ばかりでは、すぐに世界がぎゅうぎゅうでいっぱいいっぱいになりそうだから…そうだ!ソウやマリウスくらいの大きさの存在を創ってみよう!

ポセイドン:そうだな!それがイイ!ソウやマリウスのような姿なら、きっと愛らしくなるだろう!

ソウ:え〜!僕そんなに可愛いかな!?マリウスはわかるけど!

マリウス:ふふ!ソウちゃんは可愛いよ?

ソウ:やったー!あ、でも僕はミフルやポセイドンみたいなカッコイイのも大好きだよ?

マリウス:そうだね!じゃあ、後で、ミフル達みたいなカッコイイ存在も創ろうよ!

ソウ:いいね!さすがマリウス!

ミフル:それも面白いかもね!じゃあ決まりだ!

ポセイドン:早速創ってみようぜ!

 

ミフル:私からは空の祝福を…。

ポセイドン:海の祝福を…。

ソウ:僕からは大地の祝福を…。

マリウス:愛の祝福を…。

 

マリウス:…出来たね。

ポセイドン:そうだな。

ソウ:この愛おしい存在には何て名付けようか?

ミフル:…ショーリ…なんてどうかな?

ポセイドン:ショーリ?

ミフル:この愛おしい子は、幾多の選択の中から生まれたんだ。この子は幾多の選択を勝ち抜き、生まれてきてくれた…だからショーリ(勝利)。

ポセイドン:…良いじゃん。

ソウ:ショーリ…良い名前だね!

マリウス:ショーリ、生まれてきてくれてありがとう。生まれてきてくれたばかりなのに、もう愛おしくて仕方ないよ。愛してるよ、ショーリ。

ミフル:ショーリ…大切にするよ。

 

剛:こうやって人間が創られたんやな…。